山田杏奈、岩田剛典&新田真剣佑と初共演 『名も無き世界のエンドロール』でヒロイン役
女優の山田杏奈が、岩田剛典&新田真剣佑共演の『名も無き世界のエンドロール』(2021年新春公開)でヒロイン役を務めることが25日、配給のエイベックス・ピクチャーズより発表された。行成薫の同名小説に基づき幼なじみ3人の絆を描くサスペンスで、山田は岩田、新田演じる2人の男性から愛される女性に。岩田、新田とは初共演となり「お二人とも初めての共演で、緊張もありましたが、佐藤監督の演出とお二人のテンポ感にひっぱられて素敵な間柄を描けたかと思います」と撮影を振り返っている。
本作は、問題のある家庭で淋しさを抱えて育ったキダとマコト、同じ境遇の転校生ヨッチの幼少期と成人期を交錯させながら、キダとマコトの10年をかけた壮大な計画の顛末を描く物語。監督は、「ストロベリーナイト」シリーズや映画『累 -かさね-』などの佐藤祐市。岩田は失踪したマコトを捜すために裏社会で交渉屋となったキダに、新田はある目的のために底辺からのし上がり会社経営者となるマコトに。山田は、20歳のときに2人の前からいなくなってしまうヨッチにふんする。
ヒロインに抜擢された山田は、映画『ミスミソウ』『小さな恋のうた』などでヒロイン役を務めた19歳の実力派。今年はドラマ「10の秘密」で主人公(向井理)の娘役で注目を浴びたほか、今後ドラマ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」(9月8日放送開始)、映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』(11月6日公開)、『樹海村』(2021年公開)など主演作が続く。
監督の佐藤祐市は、山田の演技について以下のようにコメントしている。「山田さんは現場では最年少ということで、恐らく周囲にも気を遣っていたんだろうと思いますがお芝居に入ると、自分の意見を遠慮なくハッキリ伝えてくれる頼もしい部分が大いにありました。なので、こちらもなるべくストレートに伝えようと現場に臨むことが出来て、とても有り難かったです。少し影のある役柄なのですが、明るくお芝居をする中で、それをどう感じさせるかが、彼女の今回の挑戦だったと思いますがそれを見事にやり切り、本当に、これから女優としてドンドン伸びていくんだろうなぁ、と確信させられた感性の持ち主です」(編集部・石井百合子)