ニコール・キッドマンが激変!汚れ役で衝撃の姿に
オスカー女優ニコール・キッドマンがすさまじい怪演を見せた映画『ストレイ・ドッグ』(原題:Destroyer)から場面写真が一挙に公開された。特殊メイクで顔かたちを変えて激しい暴力シーンや銃撃戦にも臆せず挑み、かつてない汚れ役を自分のものにしたニコールの衝撃的な姿が確認できる。
酒に溺れ、同僚や別れた夫、16才の娘からも疎まれる孤独な人生を送るLA市警の女性刑事エリン・ベル(ニコール)を主人公にした本作。17年前、FBI捜査官クリス(セバスチャン・スタン)と共に犯罪組織への潜入捜査を命じられたエリンは、取り返しのつかない過ちを犯してしまい、その罪悪感が今なお彼女の心をむしばみ続けているのだ。そんなエリンの元に、紫色に染まった1枚のドル紙幣が届く。それは行方をくらました事件の主犯からの挑戦状だった……。
ボロボロになりながらも恐れ知らずに一人で手掛かりを追う現在と、生き生きと美しかった17年前とが交互に展開していく物語となっており、一挙公開された13枚の場面写真からはエリンの変貌ぶりを見て取ることができる。現在パートのエリンの恐ろしい風貌には、第43回トロント国際映画祭のQ&Aでニコール自身が「何てこと、これわたしなの?」と思ったと打ち明けていた。
メガホンを取ったのは、『インビテーション』などの日系女性監督カリン・クサマ監督だ。LAノワールの世界を強烈なタッチで活写したクサマ監督は「『ストレイ・ドッグ』は、“女性が自らに立ち向かう”鮮烈なドラマです。観客の皆さんが、この物語に自身のこだまを見出し、共感を覚えることを期待しています」とコメントしている。(編集部・市川遥)
映画『ストレイ・ドッグ』は10月23日よりTOHOシネマズシャンテ他にて全国順次公開