X-MENホラー『ニュー・ミュータンツ』が首位デビュー
全米ボックスオフィス考
先週末(8月28日~8月30日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、『X-MEN』シリーズのスピンオフ映画『ザ・ニュー・ミュータンツ(原題) / The New Mutants』が興行収入703万7,017ドル(約7億7,000万円)で初登場1位を記録した。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
【動画】怖ッ!『ザ・ニュー・ミュータンツ(原題)』海外版予告
『ザ・ニュー・ミュータンツ(原題)』は、意に反して秘密施設に収容されてしまった若き5人のミュータントたちの戦いをホラーテイストで描いたスーパーヒーロー映画。監督は『きっと、星のせいじゃない。』のジョシュ・ブーンで、『スプリット』のアニャ・テイラー=ジョイ、「ゲーム・オブ・スローンズ」のメイジー・ウィリアムズらが出演している。ディズニーによるフォックス買収、さらには新型コロナウイルスの影響で実に4度の延期を経験した本作がついに公開を迎えたが、批評家からの評価は振るわなかった。
The Hollywood Reporter によるとアメリカにおける62%の映画館が再開したというが、稼ぎ柱であるロサンゼルスとニューヨークではまだであり、同作のオープニング興収は700万ドル~1,000万ドル(約7億7,000万円~11億円)程度しか上げられないだろうと予想されていた。結果は興行収入703万7,017ドル(約7億7,000万円)で、予想通りの厳しい出足だ。ただし、5か月にわたる映画館閉鎖後に全米公開する初の映画群の一作として、ディズニーはこの結果を前向きに捉えているようで「まだ再開の初期段階であり、このスタートに我々は勇気付けられています」とコメントしている。
キアヌ・リーヴスとアレックス・ウィンター共演の人気コメディー第3弾『ビル&テッド・フェイス・ザ・ミュージック(原題) / Bill & Ted Face the Music』は興収112万5,007ドル(約1億2,000万円)で3位デビュー。同作はVOD(ビデオ・オン・デマンド)でも同時配信された。(編集部・市川遥)
8月28日~8月30日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ザ・ニュー・ミュータンツ(原題) / The New Mutants』
2(1)『アンヒンジド(原題) / Unhinged』
3(初)『ビル&テッド・フェイス・ザ・ミュージック(原題) / Bill & Ted Face the Music』
4(初)『ザ・パーソナル・ヒストリー・オブ・デイヴィッド・コパフィールド(原題) / The Personal History of David Copperfield』
5(3)『ワーズ・オン・バスルーム・ウォールズ(原題) / Words on Bathroom Walls』
6(2)『ザ・スポンジボブ・ムービー:スポンジ・オン・ザ・ラン(原題) / The SpongeBob Movie: Sponge on the Run』
7(5)『カット・スロート・シティ(原題) / Cut Throat City』
8(7)『ペニンシュラ(英題) / Peninsula』
9(10)『ザ・タックス・コレクター(原題) / The Tax Collector』
10(13)『タルサ(原題) / Tulsa』