13歳で全米ナンバーワン！スティーヴィー・ワンダー、伝説の音源誕生のレア映像

　音楽ドキュメンタリー映画『メイキング・オブ・モータウン』（9月18日公開）から、スティーヴィー・ワンダーが、13歳で初めて全米シングルチャート1位を獲得した音源が誕生した瞬間を記録した映像が公開された。

【動画】12歳のスティーヴィー・ワンダー！映画『メイキング・オブ・モータウン』映像

　伝説の音楽レーベル「モータウン」創設者のベリー・ゴーディJr.が、引退直前に初めて密着を許可した本作。米デトロイトの片隅の一軒家からスタートし、世界の音楽に影響を与えたモータウンの伝説を当時の映像や関係者の証言で振り返る。

　偉大なアーティストであるスティーヴィーが、初めて全米シングルチャート1位を獲得したのが13歳のとき。1962年6月、「モータウン・レビュー」ツアーの米シカゴでのコンサートで、演奏を終えた当時12歳だったスティーヴィーは、観客の大歓声を受けて、すでにリリースされていた「フィンガーティップス」を観客を煽りながら演奏した。

　公開されたのは、このライブ映像の一部。熱狂的に盛り上がる会場の雰囲気が伝わる貴重な映像となっている。ライブ音源は、4枚目のシングルとしてリリースされ、それまで誰も成し遂げたことのなかったライブ音源でのシングルチャート1位という偉業を成し遂げた。

　本編では、11歳で初めてモータウンを訪れたときの逸話をスティーヴィー本人などが振り返るほか、スモーキー・ロビンソンに「あなたより歌えるよ」とい言い放ち、グランドピアノ、ドラム、オルガン、ボンゴ、ハーモニカを次々に演奏したスティーヴィーの当時の衝撃のエピソードも明かされる。（編集部・梅山富美子）