杏『アダムス・ファミリー』吹き替えキャストで実写化「いけるんじゃない!?」
女優の杏が10日、都内で行われたアニメーション映画『アダムス・ファミリー』の完成記念報告会に出席、自身を含む日本語吹き替え版の声優陣について「実写化いけるんじゃない!? と思ってもいました」と語った。この日は、共演の生瀬勝久、LiLiCoも登壇した。
実写映画化・ドラマ化もされた、チャールズ・アダムズの一コマ漫画を原作に、不気味な洋館に住む、不幸や忌まわしいものが大好きなアダムス家の日常を描く本作。吹き替え版では、杏(母モーティシア)をはじめ、生瀬勝久(父ゴメズ)、二階堂ふみ(娘ウェンズデー)、ロバートの秋山竜次(フェスターおじさん)、LiLiCo(マーゴ・ニードラー)、井上翔太(グレン)らが声優を務める。
「『アダムス・ファミリー』は子供のころから観ていた作品で、それが今の時代に復活して、演じることに不思議な気持ちでもありましたし、嬉しかったです」と切り出した杏は、個性的な吹き替えキャストに「生瀬さんだったり、二階堂ふみちゃんだったり、LiLiCoさんだったり……実写化いけるんじゃない!? と思ってもいました」と明かすと、生瀬に向かって「(ゴメズに)似てますよね!」と笑顔。振られた生瀬が「俺をモデルにしてアニメを作ったんじゃないかってくらい。やばい似てる」と認めると、杏も「本国で作られた方もビックリしたと思いますよ」と続けた。
一方、本作のオリジナルキャラクターであるマーゴを演じたLiLiCoは、当初、杏が演じたモーティシア役のオファーが来たと勘違い。「やったー! と思っていたら、“違います”と。“どういう役?”と聞いたら、“重要な役です”としか言われなかったんですよ」と振り返った。
今回の吹き替え版では『アダムス・ファミリー』のテーマソングを主要キャストが歌っており、本編のエンディングとなっている。杏は、モーティシアに寄せたものと自身の声で歌った2バージョンを収録したといい「モーティシアバージョンが収録されていると思います」と期待。また、LiLiCoからも2バージョンを収録したと聞いた生瀬は「僕は選択肢なかったです。他の歌い方ができなかった」と歌にもゴメズとして臨んだことを明かしていた。
最後に杏は、ファンに向けてメッセージ。「モヤモヤとした日常や悩みを吹っ飛ばしたいと思っている人、大人にはもちろん観ていただきたいと思いますし、子どもには“こんなことしてもいいの?”ということをキャラクターたちが、いとも簡単にやっているので、そういったところを楽しんでいただければとなと思います」と語った。(編集部・入倉功一)
映画『アダムス・ファミリー』は9月25日よりTOHOシネマズ、イオンシネマにて全国公開