山崎賢人『夏への扉』ヒロインに清原果耶!藤木直人はヒューマノイドロボット役で出演
山崎賢人が主演を務める映画『夏への扉』(2021年公開)の新たなキャストが発表され、清原果耶が運命に翻弄されるヒロインの女子高校生役、藤木直人がヒューマノイドロボット役で出演することが明らかになった。
1956年に発表され、SFの名作として知られるロバート・A・ハインラインの「夏への扉」を『フォルトゥナの瞳』などの三木孝浩監督が実写映画化する本作。1995年から2025年へタイムスリップした科学者の高倉宗一郎(山崎)が、奪われた自身の人生を取り戻そうと奮闘する姿が描かれる。今回、山崎に続くキャストが新たに発表となった。
清原が演じるのは、数奇な運命に翻弄されながらも、孤独に生きてきた宗一郎が家族のように大切に思う女子高校生の松下璃子。清原は「仕事を始めて最初の映画の現場が三木監督の作品だったので、また監督とご一緒させていただけることがとても嬉しかったです。あの頃は右も左もわからないまま監督のお話を聞いていましたが、今回は少しずつでも作品に歩み寄って撮れたら良いなと思いながら撮影に臨みました。健気でしっかりしていて、所々にあどけなさが残る璃子ちゃんは演じていて微笑ましく思えるような女の子でした」とコメント。
そして、藤木は未来を変えようとする宗一郎を支える、2025年のヒューマノイドロボットであるPETE(ピート)にふんする。藤木は「今年で役者を始めて25年になりますが、そんな僕に驚きのオファーが。なんとロボット役」と驚いたという。
「でも人間のようだけど実はロボットっていう設定だと聞き、それならとお引き受けして監督に会いに行ったところ、その場にいらっしゃったのはロボットパフォーマーの方……。二度とないであろうロボット役、楽しめれば良かったんですがそんな余裕もなく(笑)、現場で試行錯誤しながら演じていました。以前連ドラで共演した山崎賢人君と、ある意味ロードムービー的な? バディもの的な? 作品で再びご一緒できて嬉しかったです」と思いを明かしている。(編集部・大内啓輔)
※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記
三木孝浩監督 コメント
清原果耶ちゃんは、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』に出演してもらった時の、短いシーンながら胸に刺さるとても魅力的なお芝居を鮮烈に覚えていて、その時「いつかヒロイン役をやってね」と約束してたのですが、やっと念願叶って果たすことができて本当に嬉しいです! 彼女が璃子というキャラクターに込めた芯の強さ、その想いの熱量は山崎賢人くん演じる宗一郎を何度でも立ち上がらせる原動力となり、映画そのものも推進する重要な役を清廉に演じてくれました。
藤木直人さんは、ヒューマノイドのPETE役というとても難易度の高い役どころだったのですが、端正なルックスとスタイルを逆に活かしてユーモア&愛嬌たっぷりに演じていただきました。未知なるキャラクターを現場で藤木さんと一緒に試行錯誤しながらつくり上げていく作業は困難さよりも楽しさが上回って、何より藤木さんの、演出に対するリターンの的確さと身体能力の高さに感嘆しました。宗一郎のバディとして、この物語の中で軽やかに躍動する姿をぜひ早く皆さんに観ていただきたいです!