山田裕貴、うれしい30歳のスタート!誕生日にゆうばりニューウェーブアワード受賞
俳優の山田裕貴が18日、スペースFS汐留で行われた、北海道夕張市の映画祭「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020」のオープニングセレモニーに出席、女優の奈緒、特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」の杉原輝昭監督と共に「京楽ピクチャーズ.PRESENTS ニューウェーブアワード」を受賞した山田は、30歳の誕生日に手にした賞に、喜びの声をあげた。
今年で設立から7回目となる同賞は、輝かしい活躍を見せる俳優やクリエイターを、「新しい波(ニューウェーブ)を起こしてほしい」という気持ちを込めて表彰するもの。ステージに上がった山田は「北海道にはご縁がありまして。(北海道が舞台になった)朝ドラの『なつぞら』もありましたし、ゆうばり映画祭にも、6年前に『ライヴ』という主演映画でごあいさつをさせてもらいました」とあいさつ。「決して主演が多い俳優ではないのですが、地道にコツコツと積み上げてきたものを、誰かが見てくれていたんだなということをすごく感じています。これからも新しい波をコツコツと起こし続けて、ステキな作品、ステキな役、ステキな俳優として、届けられるような存在になっていけたらと思います。これまで僕を支えてくださった皆さんに感謝します」と感謝を述べた。
くしくもこの日は、山田の30歳の誕生日。「三十路(みそじ)になりました」と笑う山田は「30歳のスタートとなりますが、ゆうばり映画祭も30周年ということで、ご縁を感じています。誕生日ということで気を遣って選んでくれたのかなと思い、運営の方に聞いてみたら『誕生日だったんですか!』ということだったので、しっかり俳優として認めていただき、受賞させていただいたんだなと。誕生日はちゃんとWikipediaで調べてほしいですけどね」とジョークを交えながら「うれしい(30歳の)スタートになりました。本当に支えてくださる皆さんに感謝です」と晴れやかな顔を見せた。
このあいさつに、女優部門で受賞した奈緒も「すごく緊張していたのですが、山田さんのお誕生日のお祝いで少し和みました」と笑顔。「このような新しい波を起こしてほしいという賞を、自分がいただけるとは想像していなかったのですが、思い返してみると、今年1年だけではなく、今日この日まで新しいことにたくさん挑戦させていただけた環境、出会いに恵まれてきたのだと思います。その出会いに感謝したいです」と語り「1日でも早く、映画館が満席になれること、そして来年は夕張で、映画を愛する皆さんとお会いできることを切に心から祈っております」と呼びかけた。
そして、クリエイター部門で受賞したのが、令和初の仮面ライダーとなった「仮面ライダーゼロワン」などを手がける杉原監督。現在はシリーズのフィナーレを飾る監督作『劇場版 仮面ライダーゼロワン(仮)』(12月18日公開予定)を制作中だという。受賞について「現場で頑張っているキャストの皆さん、僕のわがままに応えてくれるスタッフの皆さん、そして特撮を愛してくれるファンの皆さまのおかげだとおもっております。この賞に恥じないよう頑張ります」と誇らしげに語った監督は、「これからもいろいろなことに挑戦していけたらなと思います。『ゼロワン』でもいろいろなことに挑戦させていただいたんですが、それが評価されているんだなと思いました」と感慨深い表情を浮かべた。(取材・文:壬生智裕)
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020 Powered by Hulu」は9月22日までHulu上でオンライン開催(映画祭の作品は会員登録無しで視聴可)