上白石萌音、ハリウッド女優の吹き替えは「楽しみ半分、不安半分」
女優の上白石萌音が21日、都内で行われた映画『トロールズ ミュージック★パワー』(10月2日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇し、抜群の歌唱力を持つハリウッド女優アナ・ケンドリックの吹き替えを務めたことへの素直な思いを打ち明けた。この日は、ウエンツ瑛士、仲里依紗、ミキ(昴生、亜生)も出席した。
『トロールズ ミュージック★パワー』は、カラフルな髪の毛が特徴なトロール人形を題材にしたミュージカルアニメの続編。ポップ村の音楽好きなトロールたちが、全ての村を乗っ取ろうとするクィーン・バーブの企みを阻止すべく、再び冒険に繰り出す。
主人公・ポピー役の上白石は「トロールたちが可愛くて一瞬で大好きになっちゃいました」と目じりを下げ、「音楽がたくさんある映画なのでワクワクしたのを覚えています」とオファー当時を回顧。本国版でポピーの声を務めたアナ・ケンドリックは「本当に好きで憧れの人」だそうで、「まさかアナ・ケンドリックさんの吹き替えができるなんて思ってもいなくて、あぁ来ちゃったぁという思いで……。楽しみ半分、不安半分みたいな感じでした」と素直な思いも吐露した。そんな思いを抱えながら迎えた収録は、「歌と踊りが好きすぎるところは(ポピーと)一緒で、音楽が鳴ったら踊っちゃうのはよくわかるので、歌唱シーンはめちゃめちゃ楽しかったですね」と笑顔で振り返った。
ポピーの幼なじみ・ブランチ役のウエンツは、大人気アーティスト、ジャスティン・ティンバーレイクの吹き替えを担当しているが、「プレッシャーもあったんですけど、日本版は日本版として、萌音ちゃんと一緒に作品の中でキャラクターとして声を重ねられる喜びがあったのでうれしかったです」とコメント。イギリス留学後、初の声優業については「大丈夫かなと思いました。留学中、僕が怠惰な生活を送っていたかもしれないじゃないですか。なのに声をかけていただいた」と自身に賭ける制作サイドの熱意に驚いたことを明かしつつ、「期待にそえるように頑張りますという気持ち(で挑んだ)」と語っていた。
イベントでは、登壇者によるスペシャルメドレーも披露された。ノリノリで歌い切った上白石は「底抜けにハッピーで明るくて思わず踊っちゃうような映画が完成しました。早くみなさんのもとに届いたらいいな」と呼び掛けていた。(取材:錦怜那)