コスプレイヤー桃月なしこ「魔進戦隊キラメイジャー」新幹部ヨドンナ役で出演!
27日、現役の准看護師にして人気コスプレイヤーの桃月なしこが、スーパー戦隊シリーズ第44作「魔進戦隊キラメイジャー」(テレビ朝日系・日曜午前9時30分~)に、ヨドン軍の幹部・ヨドンナ役で参加することが明らかになった。
桃月は、この日放送された第25話に、ミステリアスな巫女役で出演。その美ぼうに、キラメイイエロー/射水為朝(木原瑠生)はハートを撃ちぬかれてしまうが、その正体こそ、キラメイジャーの敵であるヨドンナ。舌を出した印象的な表情、心ここにあらずの笑い声、華麗なムチ使いで不穏な雰囲気を醸し出す、衝撃的な登場となった。
ヨドンナは、ヨドン軍・第3の幹部にして、ヨドン皇帝直属の秘書官。クールで感情に乏しく「人間はなぜ笑うのか、どんな時に笑うのかが理解できない」が、怒りの感情だけはあり、沸点に達すると必要以上に相手を罵倒。手にしたムチで邪面師やべチャットを叩くことで、彼らを強制的にパワーアップさせることができるが、叩かれた相手は力を自制できないため、命が尽きるまで戦うハメになる。鬼将軍・ガルザと、邪面遣いクランチュラによる地球侵略が難航していることを受け、監視役を兼ねて投入されたようで、3人の関係も見どころの一つになりそうだ。
恐ろしい悪役への大抜擢となった桃月は、「オーディション用紙に『性格が悪いと思うところ』という項目があって、その用紙いっぱいに思いつく限り自分の性格が悪いところを書きました。それが結構珍しかったみたいで……」と笑顔で告白。「基本的にお仕事の現場では人当たりよく振る舞おうと頑張っているんですが、この作品に関してはオーディションの時点で自分の性格の悪さはバレているので(笑)、現場では逆にそれを隠して少しいい子ぶっていることに恥ずかしさを感じていたりします……(笑)」と明かす。
ヨドンナの衣装については「初めて見た時、お仕事で毎回こんなにかっこいい衣装を着られるなんてうれしいな、と思いました」と、コスプレイヤーならではの反応。見えない部分をメッシュ加工するなど、真夏の撮影に配慮したこだわりに感謝しつつ「肩についているカラスや頭の装飾が結構幅を取っているんですよ。衣装を着ていると、その装飾のカラスさんがよく皆さんや物にぶつかるので、早く距離感を覚えたいな、という気持ちです」と笑う。
「まだ生まれたばかりのキャラクター」とあって、役を模索しながら奮闘中。「やりがいもあるし、自分がキャラクターを作っていくという面白さをすごく感じていて……。なので、毎日クリエイティブな方たちに囲まれて刺激をいただきながら、本当に楽しくやらせていただいております」という桃月は「あと、実は一つ心残りなことがあって……。今まで、変身前の『キラメイジャー』の皆さんとお話する機会があったのに、『自分は悪役なんだという自負』と、コミュ障が邪魔してなかなかお話することができなかったんです……。撮影はまだまだ続くので、もっと仲良くなりたいです!」と意気込んでいる。(編集部・入倉功一)