「おジャ魔女どれみ」声優6人が再集結！森川葵ら『魔女見習い』キャスト感激
アニメ「おジャ魔女どれみ」シリーズの20周年を記念して、スタッフが再集結し新たな物語を描く映画『魔女見習いをさがして』（11月13日公開）。そのアフレコ現場で、声優を務めた森川葵、松井玲奈、百田夏菜子、三浦翔平が、春風どれみ役の千葉千恵巳をはじめとした「おジャ魔女どれみ」メインキャスト6人と対面を果たした。「おジャ魔女」ファンの森川らは、大感激で笑顔をはじけさせた。
本作は、「おジャ魔女どれみ」に出てくるMAHO堂のモデルとなった洋館の前で出会った、大学生の長瀬ソラ、会社員の吉月ミレ、フリーターの川谷レイカという3人の女性たちが「おジャ魔女どれみ」ゆかりの地をめぐる旅を通じて、大人になって見失ってしまった大切なものを探していく物語。3人はかつて「おジャ魔女」を観ていたという共通点から仲を深めていく。
アフレコ最終日だったこの日の収録には、3人のヒロイン、ソラ役の森川、ミレ役の松井、レイカ役の百田と、彼女たちと出会う大学生の大宮役・三浦が参加。佐藤順一監督・鎌谷悠監督の指示のもと、真剣なまなざしで台本と向き合っていた。その場でのセリフの追加や「楽しげに」「慇懃無礼に」などニュアンスを変えて何パターンも表現する作業にも即対応。最終日とあり、緊張感がありながらもリラックスして収録に臨んでいた。
そんな彼女たちのもとに、「おジャ魔女どれみ」の声優陣、どれみ役の千葉、藤原はづき役の秋谷智子、妹尾あいこ役の松岡由貴、瀬川おんぷ役の宍戸留美、飛鳥ももこ役の宮原永海、春風ぽっぷ役の石毛佐和が登場！ 「おジャ魔女」ファンの森川たちにとっては、まさに“レジェンド”と言うべき顔ぶれが勢ぞろいすると、感激した様子であいさつを交わしていた。
そして、ヒロイン役の3人と「おジャ魔女」声優たちが一緒に収録することに。森川らが演じるソラたちの幼少期を描いたシーンのアフレコを前に、同シーンを千葉ら6人が“お手本”として披露するという豪華な指導が行われた。監督から「お手本通りに」と言われた森川らは「えー！！！」と叫んで顔を見合わせていたが、千葉たちが見守る前で無事にこのシーンを録り終えた。極度のプレッシャーからか、大きく息をついたり、胸をおさえたりする仕草をしてみせ、「つかれすぎです（笑）」と監督からツッコミを入れられていた。
その後も全員そろってマイクの前に並んで収録をしたり、松井にいたっては帰国子女であるミレの「Thank you very much」という英語のセリフを宮原に指導してもらうというレアな経験も。すべての収録を終え、最後に千葉ら「おジャ魔女」声優陣からそれぞれ花束を受け取ると、ほっとした表情を浮かべた。
この経験を振り返り、森川は「やっぱりプロだなぁと感じました」としみじみ。特に1本のマイクの前に6人が代わる代わる立ってセリフを入れていくのを目の当たりにし、「ああ、これが声優かと。自分もアニメが大好きで普段観ているので、アフレコの様子をその場で見ながら、すごいなあと感動していました」と明かす。
松井は別日に6人がとあるセリフを収録する様子を見学したことを振り返り、感慨深い様子。「そのシーンを映画館で観て、きっと泣いてしまうだろうなと思いました。うわーっと心をわしづかみにされるようなことが今目の前で起きているのかと思ったときに、本当に私たちの夢をずっと守ってくれているんだなと感動しました」。
百田はどれみたちの声を聞いて、アニメを楽しんでいた当時の自分に戻る感覚があったという。それと同時に「（テレビアニメの放送から）20年が経っている中で、みなさんもちろん色々なお仕事をされていて……そして20年経った今、どれみちゃんに命を吹き込んでも、当時と同じように一瞬にして私たちをその世界に連れて行ってくれるって本当にすごいなと思いました」と目を輝かせていた。
また、千葉らとは掛け合いのシーンがなかった三浦は、「早くその位置にいくためにもっと練習しなくちゃいけないですよね。もう映像（実写作品）は1回やめて、そっちに専念して（笑）」と冗談も交えつつ、3人をうらやましそうに見つめていた。（編集部・小山美咲）