実写映画「きかんしゃトーマス」始動!アニメとのハイブリッド作品
現地時間6日、玩具メーカーの米マテルは、世界中で親しまれる人気キャラクター「きかんしゃトーマス」の長編映画化を発表した。実写とアニメーションを融合させた、ファミリー向けのアドベンチャー映画となり、『プーと大人になった僕』『ワールド・ウォー Z』などのマーク・フォースター監督がメガホンを取る。
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「きかんしゃトーマス」は、1945年にイギリスのウィルバード・オードリー牧師が、息子のためにつづった物語から誕生したキャラクター。絵本やテレビシリーズ、玩具など、さまざまな形で子供たちに親しまれ、今年で生誕75年を迎えた。
映画は、同社の映画部門マテル・フィルムズとフォースター監督の制作スタジオ・2Duxの共同企画となり、フォースター監督は、2Duxの共同CEOであるルネ・ウルフとプロデュースも兼任。脚本は『トロン 3(原題) /Tron 3』などのジェシー・ウィグトウとアリッサ・ヒルが担当し、製作総指揮として『ダラス・バイヤーズクラブ』『大脱出』などのロビー・ブレナーが名を連ねる。
フォースター監督は、子供のころから「きかんしゃトーマス」が、大のお気に入りだったといい「ロビーとマテル社のチームと仕事ができること、そして、このような時代を超越した作品と美しい旅に出られることに、これまでにないほど興奮しています」とコメント。製作総指揮のロビーも「素晴らしいストーリーテラーであるマークと手を組み、現代的で皆さんの予想を超えるようなトーマスの物語を伝えらることを、楽しみにしています」としている。
「きかんしゃトーマス」の実写映画化については、2009年ごろに企画が報じられ、監督も決定していたが、その後は具体的な進捗がないままだった。マテル社は、2016年に人気アクションフィギュアを映画化した『マックス・スティール』を製作したものの、成功とはいえない結果に終わり、『トランスフォーマー』などを抱えるハズブロ社に水をあけられている。現在同社では、人気着せ替え人形「バービー」、ミニカーシリーズの「ホットウィール」など、複数の実写映画企画が進行している。(編集部・入倉功一)