伝説のコメディアン、リチャード・プライヤーさんの伝記映画始動
映画『ガールズ・トリップ』『シャフト』の脚本を手掛けたケニヤ・バリスが、2005年に亡くなったアメリカの伝説のコメディアン、リチャード・プライヤーさんを扱ったタイトル未定の伝記映画で、脚本・製作・監督を務めることが決定したと、The Hollywood Reporter ほか複数メディアが報じている。
本作は、MGMのもとで企画が進められている作品で、バリス自身の制作会社 Khalabo Ink Society、リチャードさんの妻ジェニファー・リー・プライヤーの制作会社 Tarnished Angel、そして『メッセージ』『カセットテープ・ダイアリーズ』で製作総指揮を務めたトーリー・メッツガーの制作会社 Levantine Filmsが、共同で製作することになっている。
今回の決定について、ジェニファーは「リチャードの人生の最前線にいたわたしは、彼の天才の謎が追求されることに興奮しています。ケニヤ・バリス監督はそれを行ううえで、最適な監督だと思っています」とコメントしている。
これまでリチャードさんの映画化は何度か企画されており、その中で最も実現の可能性が高かった企画は、2016年にジェニファーが、『プレシャス』のリー・ダニエルズとタッグを組もうとした時だった。そのときは、脚本を『ドリームガールズ』のビル・コンドン、テレビシリーズ「Empire 成功の代償」のダニー・ストロングが執筆し、テレビシリーズ「Dr.HOUSE -ドクター・ハウス-」のオマー・エップスを主演に据え、共演者には『大統領の執事の涙』のオプラ・ウィンフリー、『シュレック』シリーズのエディ・マーフィ、『あの頃ペニー・レインと』のケイト・ハドソンなどの名前が挙がっていたが、結局本格的に始動することはなかった。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)