吉田羊&大泉洋“よう”コンビがそろって出席!リモートドラマで「本当に夜中に電話していた」
吉田羊、大泉洋が29日、東京プリンスホテルで行われた「東京ドラマアウォード2020」授賞式に出席。作品賞・単発ドラマ部門の優秀賞に輝いた連続ショートドラマ「2020年 五月の恋」(WOWOW)において、コロナ禍でリモートで制作され「20日間でオンエアにこぎ着けた」という撮影秘話を披露。大泉は「本当にわたしが吉田さんに夜中に電話しました」と明かしていた。
吉田と大泉がダブル主演を務めた本ドラマは、撮影の自粛が続いている中、吉田が「お芝居で日本を元気にしたい」「心の栄養を届けたい」と思いを寄せたことから企画がスタート。この思いに、かつて吉田と大河ドラマ「真田丸」などで夫婦を演じたこともある大泉が賛同。さらに脚本家・岡田惠和と、吉田の主演映画の監督を務めたこともある松永大司もこの企画に賛同し、制作された。4年前に離婚していた元夫婦が、ひょんなことから間違い電話をしてしまい、久しぶりに話をすることになる……という物語だ。WOWOWのYouTube公式チャンネルで無料配信され、WOWOWプライムでも無料放送された。
本企画の発案者である吉田は、「コロナの自粛期間中、エンターテインメントで元気になってもらいたいという思いで、20日間でオンエアにこぎ着けた作品です」と述懐。15分の物語を4話に分けて放送・配信したことについては「1時間で終わる内容ですけど、あえて分割にして放送することによって、明日が楽しみという感じになっていただきたいと思いました」と意図を明かした。
自粛期間中の撮影ということで、稽古の方法について尋ねられると「設定が電話(で話す)ということだったので、本当にわたしが吉田さんに夜中に電話しました」と明かす大泉。さらに「演出家の方は相当ねばっこく何度も芝居を撮っていました」と続けた大泉に対して、松永監督は「実は今日、大泉さんと初めて会うんです」と告白。「そう、初めて会うんです。撮影の時は、リモートでまったく会えなかったもんですから」とたたみかけた大泉は、「パソコンの画面でしか監督を見ていなかったんですが、こんなに大きい人なのかと。ビックリしました。大きいんだね~」と大泉節を炸裂させていた。
さらに司会を務めた俳優・石坂浩二から「続編を、普通のドラマで観たいですね」とリクエストが出ると、大泉も「よく言ってくださいました! スペインで撮ろうと言う話になってたもんね」とご機嫌な様子だった。(取材・文:壬生智裕)