生誕55周年!ガメラプロジェクト始動!『大怪獣空中決戦』ドルビーシネマ上映決定
KADOKAWAは30日、ガメラ生誕55年を記念した「ガメラプロジェクト」の始動を発表した。プロジェクトの一環として、映画「平成ガメラ」3部作の 4K HDR 版を「平成ガメラ 4K デジタル修復 Ultra HD Blu-ray 【HDR 版】」として、2021年1月29日に発売。またこれを記念して、2020年11月27日より、シリーズ第1作『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)を全国7館のドルビーシネマで上映する。
映画『大怪獣ガメラ』(1965年11月27日公開)から、今年で生誕55年を迎える「ガメラ」シリーズ。そんなシリーズ生誕55周年のメモリアルイヤーとなる今年、KADOKAWAでは「ガメラプロジェクト」を始動。その一環として「平成ガメラ」の 4K HDR 版が制作された。
撮影監督を務めた、木所寛(G1・G2)と村川聡(G3)監修の下、新たにHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ:明暗の差をダイナミックに表現できる映像技術)グレーディングを敢行。豊潤な黒の階調、ガメラの火球など、オリジナルネガフィルムの表現領域の外側にあった情報をあますことなく引き出す。各商品には、特典として、プロデューサー陣やスーツアクターなど関係者によるオーディオコメンタリーの収録や、製作発表資料(約20ページ)の封入も予定されている。
そして、このHDR版の発売を記念して、2020年11月27日より、ガメラとギャオスのバトルを描いた「平成ガメラ」3部作の1作目『ガメラ 大怪獣空中決戦』が、全国7館のドルビーシネマにて期間限定上映されることが決定した。ガメラプロジェクトの始動にあたり、金子修介監督と樋口真嗣特技監督もコメントを寄せている。コメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
「平成ガメラ 4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray 【HDR版】」(4K Ultra HD Blu-ray+Blu-ray 2枚組)は2021年1月29日発売 価格:各7,800円+税
※Blu-rayは2016年発売「平成ガメラ 4Kデジタル復元版 Blu-ray BOX」収録ディスクと同一
金子修介監督
大映ガメラ生誕55周年、我が平成ガメラ生誕25周年という節目に、こうして新たな映像として復活してもらえるガメラも、我々関係者も幸福です。皆様に感謝致します。
時代は目まぐるしく変り、更なる新しいガメラも、いつかは眠りから覚める時が来るでしょう……いや、私が覚まさなければいけないのかなあ……ずっと同じようなことを言ってますが、いつでもOKですから。
樋口真嗣特技監督
25年前。
四半世紀も前だ。
思い返してもやりたい放題を自由に好きなだけぶちまけてきた。何を根拠に、どういうつもりであんな事をやってきたのか。今の価値基準であれば理解できないようなバイアスが世の中全体に横溢していたのではないだろうか。そっちの方が安心できる。
つい最近のことと思いながらも、
今の自分にあの時と同じような狼藉が出来るだろうか。
今だったらここまでの無茶はしていないような気がする。
いわゆるところの若さゆえの過ちなのではないかと思う。
正直、穴があったら入りたい。
穴があったら埋めてやりたい。
そんな自分を許し赦し野放しにしてくれた当時大映の土川勉プロデューサー。脚本の伊藤和典さん。何百という大勢に及ぶスタッフ、キャストの皆さん。なによりもそんな私を赦し遊ばせてくれた監督の金子修介さん……!
大人げない言い方ですが、マジ感謝です。
みなさんがいなければ今の私は存在しませんでした。
本当に、ありがとうございました。