『ナイル殺人事件』『フリー・ガイ』全米公開が延期…新公開日は未定
米ディズニーが、12月18日に全米公開を予定していた映画『ナイル殺人事件』と、12月11日全米公開予定だった映画『フリー・ガイ』の公開延期を発表したと、Deadlineほか各メディアが報じた。現時点で、両作品共に新たな公開日は決まっていない。
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新型コロナウイルス感染拡大の影響で、アメリカではニューヨークやロサンゼルスといった主要都市の映画館はクローズしたまま。また世界では、フランスやドイツなどのヨーロッパ各国で再度ロックダウンが実施されることとなり、世界の映画館も再び閉鎖状態に。今回の延期も、世界での興行成績を考慮した上での判断と見られる。
年内に全米公開予定の大作では、DC映画『ワンダーウーマン 1984』(12月25日全米公開)と、人気ゲームの実写版『モンスターハンター』(12月30日全米公開)などが残っている。現状、両作品の再延期は発表されていない。
『フリー・ガイ』は、『デッドプール』シリーズのライアン・レイノルズ主演のアクションコメディー。自分がビデオゲームの世界に生きるモブキャラだと気づいた主人公が、平凡な毎日から抜け出し、ヒーローになろうとするさまを描く。日本公開は2021年1月8日を予定している。
『ナイル殺人事件』は、アガサ・クリスティの傑作小説「ナイルに死す」を映像化したミステリー。名探偵ポアロ(ケネス・ブラナー)がエジプトの神秘ナイル川をめぐる豪華客船内で起きた殺人事件の謎を解き明かしていく。こちらは12月18日日米同時公開を予定していることから、日本公開にも影響が出ると見られる。(編集部・倉本拓弥)