小栗旬「鎌倉殿の13人」頼朝役は大泉洋！宮沢りえ、菅田将暉ら新キャスト発表＜相関図あり＞
小栗旬が主演、三谷幸喜が脚本を務める2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に、菅田将暉、小林隆、中村獅童、宮沢りえ、大泉洋が出演することが決定した。
本作は、小栗演じる北条義時を主人公に、源平合戦と鎌倉幕府誕生を背景にした権力の座を巡る人々の駆け引きを描く。悲劇の天才武将・源義経役を菅田、鎌倉幕府の司法長官・三善康信役を小林、御家人筆頭・梶原景時役を中村、義時の継母・牧の方役を宮沢、鎌倉幕府初代将軍・源頼朝役を大泉が担う。
菅田は、「“悲劇の武将”といわれ、ドラマチックに描かれることが多い人物ではあるけれど、意外と創作されているエピソードも多く実体がよくわからないところが演じるうえでは興味深いと思っています。いつも歴史上の人物や実在の方を演じるときに心がけているのは、“血の通わせ方”“きれいごとで終わらせない”ということ。特に義経はきれいなイメージがあるので、生々しく、義経は生きていたんだと僕自身も実感しながら演じていきたいです」とコメントを寄せている。
小林は、「伯母が源頼朝の乳母であった関係で頼朝の平家打倒の挙兵に大きな役割を果たし、京都朝廷の官人から鎌倉幕府草創期の政務を支える存在となる三善康信。そのドラマチックな人生を生きることが楽しみでなりません。平安時代末期から鎌倉時代初期へ、貴族中心の世界から武士中心の世界へという歴史の大きな転換期を、朝廷勤めで培った文官としての能力を武器に、思う存分生き抜きたいと思っております。“13人”の一人として」と期待を寄せる。
中村は、「歌舞伎では『梶原平三誉石切』という演目や、そのほかさまざまな演目にもたびたび登場し私自身も演じたことがあります。その人柄は、大悪人といわれることも多い、悲劇の武将・梶原景時。でも三谷さんのことだからただの悪人というわけではないはず……。諸説ある歴史背景とともに、三谷さんがどのように描いてくださるか今からワクワクしています」と喜ぶ。
宮沢は、「牧の方というと、悪女というイメージがありました。あまり悪い女を演じたことがない私にこの役をオファーしてくださったことに、驚きと喜びを感じております。主役の小栗さんをはじめ、一筋縄ではいかないすばらしい役者さんたちの中で、惜しみなく牧の方を愛し、演じようと思います」と気合十分。
大泉は、「源頼朝といえば、征夷大将軍であり鎌倉幕府を開いた英雄でありますが、そこに到るまでの平家との因縁や弟・義経との確執、妻・政子との物語など歴史の教科書では語られない人間頼朝をすばらしい共演者の皆々様と共に丁寧に演じていけたらと思っております」と意気込む。
さらに、主演の小栗は「毎回毎回、キャストが決まったという報告を聞くたびに、一体なにごとなのかと驚く連続でした。そして、それぞれのお名前を聞くたびにこんな豪華な方々と一緒にこの長い旅路を渡ることができることに心強く、興奮してしまいました。ですが、まだそれぞれの役が発表されたばかりです。この皆様方とどんな鎌倉時代を作り出していけるのか、そして、三谷さんがどんな鎌倉時代を我々に見せてくれるのか、期待を持って臨んでいきたいと思います。ただ、これはすばらしくなる、そう思わせてくれるキャストの集結にただただ、歓喜しております。どうぞ、ご期待くださいませ」と期待を寄せる。
また、これまでに小池栄子が北条政子役、片岡愛之助が北条宗時役、松平健が平清盛役、佐藤二朗が比企能員役、中川大志が畠山重忠役、小泉孝太郎が平宗盛役、南沙良が大姫役、野添義弘が安達盛長役、杉本哲太が源行家役、山本耕史が三浦義村役、横田栄司が和田義盛役、辻萬長が伊東祐親役、宮澤エマが阿波局役、阿南健治が土肥実平役、坂東彌十郎が北条時政役、金子大地が源頼家役、新納慎也が阿野全成役、迫田孝也が源範頼役、栗原英雄が大江広元役を担当することが発表されている。（編集部・梅山富美子）