『デッドプール3』マーベル・スタジオで始動!脚本家が決定
マーベル・スタジオが映画『デッドプール』シリーズ第3弾を企画していると、Deadlineが独占で報じた。脚本には、前2作のレット・リース&ポール・ワーニックに代わり、アニメ「ボブズ・バーガーズ(原題) / Bob's Burgers」などのウェンディー&リジー・モリノー姉妹が就任。デッドプール役のライアン・レイノルズも続投する見込みだという。
『デッドプール』は、マーベルの破天荒ヒーロー・デッドプールの活躍を、過激なジョークとバイオレンス描写で活写したR指定のアクションシリーズ。過去2作品は20世紀スタジオ(旧:20世紀フォックス)が製作・公開していたが、米ディズニーがフォックスを買収したことで、デッドプールはマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)へ合流可能に。しかし買収後、第3弾の先行きは不透明となったままで、デッドプールのクリエイターであるロブ・ライフェルドは今年7月、Colliderに「もう1本作られることはないかもしれないが、僕はそれで構わない」とも語っていた。
同サイトは、企画はまだ初期段階にあるものの、これまでと同じR指定での製作を目指していると報じている。主演のライアンは、第3弾に向けて複数の脚本家と数か月にわたる話し合いを重ねており、最終的にモリノー姉妹が第3弾にふさわしい人材として起用されたという。映画の米公式Twitterは現地時間20日、姉妹の代表作「ボブズ・バーガーズ(原題)」のキャラクターとデッドプールを組み合わせたアートを投稿し、シリーズ参加を祝福している。
また、前作を手掛けたデヴィッド・リーチ監督は、伊坂幸太郎の小説を映画化する『バレット・トレイン(原題) / Bullet Train』が控えるなど、2021年いっぱいまでスケジュールが埋まっており、第3弾では新監督が起用される可能性が高いとのこと。本作の撮影時期が未定なことからリーチ監督の続投も考えられるが、同サイトはリーチ監督が脚本家探しに携わっていないことから、続投は難しいと伝えている。(編集部・倉本拓弥)