三浦春馬さん主演『天外者』タイトルの意味とは?
三浦春馬さんが主演を務めた映画『天外者(てんがらもん)』が12月11日に公開される。タイトルになっている「天外者」とは、一体どういう意味なのだろうか。
【動画】『天外者(てんがらもん)』完成披露試写会【トークノーカット】
「天外者」はすさまじい才能の持ち主のことを示している。この「天外者」と呼ばれたのが、三浦さんふんする実業家の五代友厚だ。幕末から明治初期という激動の時代を生きた五代は、武士の身分でありながら海外との貿易を通した商業立国を訴え、明治政府の役人となった後に実業家に転身。大阪を「東洋のマンチェスター」に発展させるべく、多くの事業を手掛けただけなく、大阪商法会議所を設立するなど、近代日本経済の基礎を構築した。
本作のメガホンを取った田中光敏監督は、完成披露試写会で三浦さんを起用した決め手について「彼は大人の男性の魅力があって、それでいて美しくて、芯をしっかり持っている役者。彼に五代友厚をぜひやってもらいたいという思いがあった」と説明。「純粋な、あんなきれいな大人になれるものなのか、というのが第一印象でした。それくらい彼にオファーして良かったと思えた作品でもあります」と思いを語っていた。
五代友厚といえば、NHKの連続テレビ小説「あさが来た」でディーン・フジオカが演じ、“五代さま”ブームを巻き起こしたのも記憶に新しいが、田中監督の言葉通り、三浦さんならではの美しく純粋な魅力にあふれた『天外者』の五代にも期待が高まる。(編集部・吉田唯)