金田明夫『スター・ウォーズ』実写ドラマでボバ・フェット声優「喜びと責任感」
『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写ドラマ「マンダロリアン」シーズン2に、シリーズで高い人気を誇るキャラクター、ボバ・フェットが登場。『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』(1983)以来37年ぶりにシリーズへと戻ってきたボバの場面写真と共に、日本語吹き替え声優を務める金田明夫のコメントが公開された。(以下、シーズン2最新話までの内容に触れています)
エピソード5にあたる『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(1980)で初登場したボバ・フェットは、賞金稼ぎジャンゴ・フェットのクローンとして誕生し、ジャンゴに息子として育てられたキャラクター。『帝国の逆襲』では他の賞金稼ぎと共にダース・ベイダーに雇われ、ハン・ソロたちを追跡する任務に就き、続く『ジェダイの帰還』では人食い生物サルラックの巣に転落し、命を落としたかに見えた。
しかし、『ジェダイの帰還』のその後を舞台にした「マンダロリアン」で、ボバが生きていたことが発覚。かつて『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』でジャンゴ・フェット役を務めたテムエラ・モリソンが今度はボバ役で登場し、ファンを熱狂させている。シリーズ生みの親であるジョージ・ルーカスも「人気が出ると知っていたらもっと活躍させて、彼が迎える最期もかっこよくしたかった」と悔やんでいたことを公言しており、37年の時を経て、ボバに再び活躍の場が与えられることとなった。
そんなボバの日本語吹き替え声優を務めるのが、『クローンの攻撃』でジャンゴの声を担当し、アニメ「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」ではキャプテン・レックスをはじめとするクローン・トルーパー役を務めた金田明夫だ。「『クローンの攻撃』でボバの父親ジャンゴを演じさせていただいたのが2004年。その時まだ子供だった息子のボバをこの2020年に演じさせていただける。16年の時を超えて親子二代を演じられるなんて、こんなに幸せなことはありません。喜びと責任感に浸っております」と心境を明かす金田は、「アナキンとルーク、ハン・ソロとカイロ・レンそしてジャンゴとボバといった普遍的な父親と息子の親子愛。父の背中を追い続けるボバにシンパシーを感ぜずにはいられません!」とコメントしている。
ボバ・フェットが登場し、映画シリーズとの関連性がますます強くなった「マンダロリアン」。金田は「ストーリーの中に人生の全ての要素が含まれている壮大さ。僕はシェイクスピアが大好きなのですが、そのシェイクスピアを彷彿させる優れたドラマ性がたまらなく好きです。自分の人生に『スター・ウォーズ』がいてくれる喜び。幸せです♪ 『マンダロリアン』には日本の武士道、葉隠の精神、その要素がたっぷり楽しめます」とドラマをアピールしている。(編集部・倉本拓弥)
「マンダロリアン」シーズン2は「Disney+(ディズニープラス)」にて独占配信中