『セックスと嘘とビデオテープ』続編が始動
映画『トラフィック』や『オーシャンズ』シリーズなどのスティーヴン・ソダーバーグ監督が、自身の出世作となった映画『セックスと嘘とビデオテープ』(1989)の続編を手掛けることが、Filmmaker Magazine とのインタビューで明らかになった。
『セックスと嘘とビデオテープ』は低予算の独立系映画だったが、カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝くなど、弱冠26歳のソダーバーグ監督が一躍注目を浴びた衝撃的な作品。妹シンシアと浮気する弁護士の夫ジョンに不満を持っていた女性アンが、夫の大学時代の友人グレアムと出会い惹かれ始めた矢先、ある奇妙なビデオテープを見つけることになるというストーリー。アン役をアンディ・マクダウェル、ジョン役をピーター・ギャラガー、グレアム役をジェームズ・スペイダー、シンシア役をローラ・サン・ジャコモが務めた。
ソダーバーグ監督は同インタビューで、パンデミックの際に何をしていたのかと聞かれた際に「『セックスと嘘とビデオテープ』を考えていたときに、30年後の姉妹二人を見たいと思ったことに気づいたんだ。その姉妹のうちの一人には娘がいて、当時の姉妹の一人と同じ年齢なんだ。アンディ(・マクダウェル)もローラ(・サン・ジャコモ)も、出演することに同意してくれた」と語っている。
今のところ、そのほかの詳細は明かされていない。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)