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のん、朝ドラぶり!片桐はいりと再共演「すっごく嬉しかった」

 女優のんがヒロインを務める映画『私をくいとめて』(今月18日公開)に、のん演じる主人公・みつ子の上司役で片桐はいりが出演。2013年の朝ドラ以来7年ぶりに再共演を果たした。

【写真】親友役で橋本愛も出演

 『勝手にふるえてろ』の原作者・綿矢りさと、監督/脚本・大九明子が再びタッグを組んだ本作。脳内にいるもう一人の自分「A」とおしゃべりしながら、平和なおひとりさまライフを満喫中のアラサー女子・みつ子(のん)が、年下の営業マン・多田くん(林遣都)に思いがけず恋心を抱き、「A」と共に一歩前に踏み出そうとする。みつ子の親友役で橋本愛も出演する。

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 『勝手にふるえてろ』にも出演した片桐が演じる、みつ子のイケてる上司・澤田は「何年か前に一緒にお酒を飲んでいたとき、夜も更けて明け方のはいりさんが映画を語る姿がかっこよくて、このはいりさんを映画に出したいと思ったんです」という大九監督が、あて書きで生み出した映画オリジナルキャラクター。

 監督は「みつ子にいろんなタイプの女性と出会わせたくて、年上のかっこいい女性として作りました。あたたかい眼差しをみつ子にもちゃんと向けてくれている大人の女性。多分みつ子はまだ、こういった先輩を素直に受け入れられないだろうな……とか考えながら」と明かしている。

私をくいとめて
(C) 2020『私をくいとめて』製作委員会

 アーティストとしても活動する、のんの音楽ユニット「のんとも。M」のアルバムに片桐がゲストとして参加するなど、最近も二人は交流があるようで、のんは「すっごく嬉しかったです! はいりさんとは節目節目でお会いしていて、そのたびに『また何か一緒にやりたいね』とお話していて。今回のように上司と部下という意外な関係性でご一緒することができて、めちゃくちゃ楽しかったです」と大喜び。

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 「現場では、私自身としてはみつ子の共感できる部分もあるんですが、根本的に別の人間の部分もあるので、はいりさんがそれを見抜いて、『この役できるの?』と心配してくれていて(笑)。『正反対な部分もありますが、頑張ります!』と話したり。そう返すとはいりさんも『楽しみにしてる!』と応援してくださって、その言葉がすごくほっとしました」と二人の関係性がうかがえる撮影時のエピソードを明かした。

 谷戸豊プロデューサーは「のんさんが30歳を超えた大人の女性を演じ、片桐さんとは上司・部下の関係性の役柄になる。単なる再共演ではなく、年月を経てそれぞれの年齢に合わせた役柄で共演いただくことで、“今”しか出来ない二人の時間を切り取ることが出来るのだと非常に興奮しました。また、朝ドラ同様に、何年後かに本作での二人の姿がフィーチャーされる、そんな風になればこの上ない喜びです」と期待を寄せた。(編集部・中山雄一朗)

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