「マンダロリアン」ボバ・フェット俳優、マスクの下の“傷痕”が役づくりの助けに
映画『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写ドラマ「マンダロリアン」シーズン2に登場したボバ・フェット。ファン待望の復活を遂げた、シリーズ屈指の人気キャラクターを演じるテムエラ・モリソンが、多くが謎に包まれたボバの、役づくりについて語っている。（以下、シーズン2最新話までの内容に触れています）
本作の主人公・マンダロリアンと同じようなスーツとアーマーに身を包んだボバ・フェットは、銀河でも一目置かれる賞金稼ぎの一人。『スター・ウォーズ／帝国の逆襲』で初登場し、少ない登場シーンでファンから絶大な支持を集めたが、『スター・ウォーズ／ジェダイの帰還』において、ハン・ソロたちとの戦いの最中に巨大生物サルラックの巣に落下し、命を落としたと思われていた。
もともと、銀河屈指の賞金稼ぎジャンゴ・フェットのクローンであり、ジャンゴに息子として育てられたキャラクター。そのため「マンダロリアン」でも、映画『スター・ウォーズ エピソード2／クローンの攻撃』でジャンゴ役を務めたテムエラがボバを演じている。
ドラマでは、随所にボバの生存を匂わせる描写が差し込まれていたが、チャプター14（シーズン2・第6話）をもって完全復活。ボバが生きていたという事実とその活躍はファンの喝さいを呼んだが、どうやって彼は生き延びたのか、そしてここまでの彼に何があったのかといった過去については、今も多くが謎に包まれている。
テムエラ自身も「ボバの過去についてはわかりません」と語る一方で、顔に刻まれた大きな傷痕が、キャラクターに近づく助けになったと明かしている。「彼はなんとか生き残ったものの、多くのことを経験して傷ついています。僕自身、ボバの魅力をもっと知りたいと思っていました。本作のボバには、顔に大きな傷痕があります。それを見て、声帯にも影響があって、少し耳障りな喋り方をするんじゃないか？ といったことを考えて役づくりをしました」
本作でボバは、シーズン2前半でマンダロリアンが回収したアーマーを返してもらう代わりに、帝国の残党を率いるモフ・ギデオンに奪取された、ザ・チャイルドの救出を手伝うことになる。シーズン2は、チャプター16（シーズン2・第8話）をもってラスト。マンダロリアンとザ・チャイルドの旅の行方とともに、ボバの過去が明らかになるのかも気になるところだ。（編集部・入倉功一）
「マンダロリアン」シーズン2は「Disney+ (ディズニープラス)」にて独占配信中