『ワンダーウーマン 1984』ガル・ガドット&監督が語る映画館への思い
映画『ワンダーウーマン 1984』で、ワンダーウーマンこと主人公のダイアナを演じたガル・ガドットと、前作に引き続きメガホンを取ったパティ・ジェンキンス監督が、日本で迎えた劇場公開への思いを語った。
【動画】迫力のレース! 『ワンダーウーマン 1984』OP映像
神に並ぶパワーと、知性を兼ね備えた戦士ワンダーウーマンが、人類滅亡の危機に立ち向かう本作。迫力のアクションに加え、世界をめぐりIMAXカメラで撮影された映像も使用された、まさに大スクリーンに相応しい大作となっている。しかし本国アメリカでは、新型コロナウィルスの影響で主要都市の映画館が閉鎖されており、公開と同時に動画配信サービス「HBO Max」でも配信されることが決定した。
主演のガルは、日本における劇場公開を拍手で歓迎しながら「この映画は、映画館の大きなスクリーンで観るために作られた作品です。IMAXカメラで撮影された映像に、(作曲家)ハンス・ジマーによる素晴らしいスコア。そうした要素の全てが、劇場で体験することで、すばらしい完璧なものになるはずなんです」と笑顔。「私自身も、大きなスクリーンで映画を観るのは大好き。音楽コンサートに行くのと同じように、それはひとつの文化だと思っていますし、きっとまた、映画館に通う日々は戻ってくるでしょう。そうした経験はきっと、何ものにも代え難いものだと思うんです」と映画館への思いを明かす。
そして、その思いは、メガホンを取ったパティ・ジェンキンス監督も同じ。「日本でこの映画が劇場公開されるのは本当にありがたい事で、私にとって最高のニュースでした」と感謝するジェンキンス監督は、大手スタジオがコロナ禍を受けて配信に舵を切る流れに「かつて、家庭にテレビが普及するようになった時、みんなが外出しなくなって映画館に行かなくなるのではないかと言われた時代もありましたが、そんなことは起こりませんでした。観客が同じ場所で映画を共有するというのは、それほどパワフルな経験だということなんです」と語る。
さらにジェンキンス監督は「コロナ禍が終息した暁には、世界中の皆さんに急ぎ足で劇場に戻ってきてほしいと思っています。また、劇場が生き延びられるように、世界各国が支えてくれるとうれしいですね」と呼びかけた。「私も、『ワンダーウーマン 1984』のプロモーションを終えたら、さまざまな形で、映画館で映画を観ることを伝えるメッセージを発信していきたいと思っています」。(編集部・入倉功一)
映画『ワンダーウーマン 1984』は全国公開中