酒井法子“幻”の主演映画『空蝉の森』特報&場面写真公開
酒井法子の主演映画『空蝉の森』(2021年2月5日公開)の特報、場面写真が27日、公開された。特報は、酒井演じる失踪していた主人公が保護されるところから始まり、「わたしの妻ではない」と主張する夫をはじめ謎めいた主人公を巡る人間模様が収められている。
2013年8月末にクランクアップが発表され、当初2014年の公開を予定していた本作。3か月の失踪中に記憶をなくした結子(酒井)、結子を偽者だと言い張る夫、精神カウンセラー、刑事ら複数の人々が交錯し、二転三転するストーリーが展開する。監督は『私の奴隷になりなさい』(2012)、『無垢の祈り』(2015)などの亀井亨。
特報には、刑事(柄本明)に「この人わたしの妻じゃないです」と話す夫・昭彦(斎藤歩)、その夫について「主人、かかりつけのカウンセラーがいるくらいで手がつけられないときがあるんです」という結子、結子に「あなたうそをついていませんか?」と尋ねる精神カウンセラー・山井(西岡徳馬)らの姿があり、夫と妻どちらの主張が正しいのかと好奇心を煽る。
そのほか「なんで戻ってきたの?」と結子に迫る夫の女(長澤奈央)、失踪者を調査するフリージャーナリスト・青柳(金山一彦)、島で民宿を営む女性(角替和枝)らの姿もあり、後半ではシャベルを手にした昭彦と結子が、森を歩きながら蝉にまつわる意味深な会話を繰り広げている。(編集部・石井百合子)