三石琴乃、セーラームーンは同志!約25年ぶり劇場版に感無量
声優の三石琴乃が6日、丸の内TOEIにて無観客で実施された『劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」《前編》』(1月8日公開)の公開直前イベントに出席し、約25年ぶりとなる劇場版の公開を前に感無量な表情を浮かべた。この日は金元寿子、佐藤利奈、小清水亜美、伊藤静、福圓美里、セーラー戦士たちの前に立ちはだかる女王・ネヘレニアの声を担当した菜々緒も来場した。
本作は「美少女戦士セーラームーン」の約25年ぶりとなる劇場版で、武内直子による原作コミックの4期「デッド・ムーン編」を前後編で描くアニメーション。皆既日食の最中に入り込んできたデッド・ムーンが、地球の征服をもくろみセーラー戦士たちの前に立ちはだかる。
1992年にスタートしたテレビアニメシリーズから、セーラームーン/月野うさぎ役を務めてきた三石は、約25年ぶりの劇場版公開に「丸の内TOEIに戻ってきたなー」と笑顔を見せると、「キラキラと切なさ、困難を打ち破る強さなど、たくさんの宝石がギュッと詰まった映画になっています」と映画の出来に胸を張る。
三石の言葉に、スーパーセーラーマーキュリー/水野亜美役の金元、スーパーセーラーマーズ/火野レイ役の佐藤も「本当に盛りだくさんです」と追随。スーパーセーラーちびムーン/ちびうさ役の福圓は、本作でちびうさの初恋が描かれることに「初恋なんて何十年前で、思い出せないと思っていたのですが、なんとか精一杯演じさせていただきました」とにっこり。そんな福圓に、三石は「母親目線になっちゃいました。素敵なシーンに仕上がっていて、キュンキュンしますよ」と期待をあおった。
長きに渡り携わってきた「セーラームーン」という作品について、「生活の一部」(金元)、「宝石箱みたい」(佐藤)、「今も昔も成長させてくれる存在」(小清水)、「夢の世界」(伊藤)、「永遠の憧れのお姉さん」(福圓)と思い入れたっぷりに述べると、三石は「90年代は新人だったので、ただガムシャラに大きな声でセリフをしゃべって、とんちんかんな力の入れ方がうさぎちゃんというキャラクターに合って、ちびっこたちに届いたのかなと思っていたのですが、そのちびっこちゃんたちが大きくなって社会で戦っている。彼女たちの成長と共に、わたしもずっと戦士たちと一緒に頑張ろうと思える同志です」としみじみ。
公開延期を経て、いよいよ今週初日を迎える本作。三石は「今回のテーマは夢。いま夢に向かって頑張っている人、夢が遠のいて立ち止まってしまっている人、いろいろな方がいると思いますが、この映画を観れば、自らの足で一歩踏み出すためのパワーをもらえると思います」と作品に込めた思いを熱く語っていた。(磯部正和)