ドクター・ドレーが脳動脈瘤損傷で搬送
アメリカのヒップホップ界で様々な影響を与えてきた音楽プロデューサー、ドクター・ドレーが、脳動脈瘤損傷でロサンゼルス市内のシダーズ・サイナイ医療センターに搬送されたと、ロサンゼルス・タイムズが報じた。
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同サイトは、ドクター・ドレーに近い人物の話として「現在はICU(集中治療室)に入っているものの、容体は安定しており、現在は脳の状態を調べている」と伝えている。
ドクター・ドレーこと本名アンドリュー・ヤングは、1980年代半ばにギャングスタ・ラップで注目を浴びたラップ・グループ、N.W.A.の初期メンバーとして参加し1991年に脱退。その後、シュグ・ナイトと共にデス・ロウ・レコードを設立。スヌープ・ドッグと組んだアルバム「ドギー・スタイル」が大ヒットした。しかし1996年に2PACが死去、シュグ・ナイトが逮捕され同レーベルを脱退。現在は、ジミー・アイオヴィンと共同でビーツ・エレクトロニクスを設立。ヘッドフォン「Beats by Dr. Dre」、音楽ストリーミングサービス「Beats Music」なども手掛けた。
ドクター・ドレーの容体は、その後安定しているようで「家族、友人、ファンからの関心と(心からの)願いに感謝している。わたしはすごく良い状態で、医療チームから素晴らしいケアを受けている。わたしはすぐに病院を出て、家に戻るつもりだ。シダーズ・サイナイ医療センターの医療専門家たちに感謝を表明する。ワンラブ」と5日(現地時間)の夜8時にInstagramで報告している。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)