平手友梨奈の存在感とオーラ『さんかく窓の外側は夜』起用の理由
漫画家ヤマシタトモコによるミステリーコミックを岡田将生と志尊淳のダブル主演で実写映画化した『さんかく窓の外側は夜』。本作の福島大輔プロデューサーがメール取材に応じ、物語で重要な役割を担う呪いを操る女子高生・非浦英莉可役に平手友梨奈を起用した理由を明かした。
【動画】平手友梨奈、呪いを操る女子高生に!『さんかく窓の外側は夜』キャラ紹介
霊をはらうことができる除霊師の冷川理人(岡田)と霊が見える特異体質に悩む書店員の三角康介(志尊)が出会い、怪しげな連続殺人事件の謎に挑んでいく。『おじいちゃん、死んじゃったって。』などの森ガキ侑大がメガホンを取り、滝藤賢一、マキタスポーツ、新納慎也、桜井ユキ、和久井映見、筒井道隆らも共演している。
福島プロデューサーによると、非浦英莉可役のキャスティングはミステリアスな佇まいと、大きな宿命を抱えながらもがいている姿を念頭において行われた。「キャスト候補を考えた時、プロデューサーと監督全員が真っ先に思い当たり、かつ全員の意見が一致したのが平手さんでした」
「当時欅坂46のセンターとして異色の才と存在感を発揮させていましたが、彼女以外に相応しい人は考えられないと思い、どうしても出演してほしいというお願いをさせていただきました。当時、映画出演経験は『響-HIBIKI-』一本であり、俳優業に対する不安などを抱えていたために、本人との顔合わせを数回行い、最終的に無事に内諾していただくことができました」
福島プロデューサーは「平手友梨奈」と「非浦英莉可」がリンクしている部分について説明する。「今回のメインキャラクターは全員、“特殊な能力を持って生まれた”存在であり、そのことにより社会との接点で苦しむ姿が描かれますが、平手さん自身も、持って生まれた表現者としての存在感とオーラで周囲を惹きつけています」
「そのことにより自身でコントロールしきれないファンからの評価や感想など清濁が発生していますが、それらを受け止めながらストイックに芸能活動を続けている姿勢が、このキャラクターとリンクしているとも感じていました」
念願叶って実現した平手の出演。衣装合わせで初めて平手の非浦英莉可としての姿を見た瞬間にスタッフ全員が納得し、キャスティングが正解だったと確信したという。『さんかく窓の外側は夜』で強烈な存在感を放つ平手友梨奈は観客に大きなインパクトを与えることだろう。(編集部・海江田宗)
映画『さんかく窓の外側は夜』は1月22日より全国公開