松岡茉優『桐島』は一生ものの作品!吉田大八監督との再タッグに感慨
映画『桐島、部活やめるってよ』(2012)の吉田大八監督と最新作『騙し絵の牙』(3月26日公開)で8年ぶりにタッグを組んだ女優の松岡茉優が、『桐島』は自身にとって「一生ものの作品です」と思いを語った。
「盤上のアルファ」「罪の声」などで知られる作家の塩田武士が大泉洋を主人公にあてがきしたベストセラー小説を基にした『騙し絵の牙』は、廃刊の危機に瀕した雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)が、生き残りをかけて仁義なき騙し合いバトルを繰り広げる逆転連発エンターテインメント。松岡は、速水の策略に巻きこまれていく新人編集者・高野を演じた。
このたび、松岡のインタビュー映像と新場面写真が公開に。インタビュー映像で松岡は「10代の時に青春というものを私が一番残せたかなと思うのは『桐島』」と自身にとって『桐島』が大切な作品であることを明かし、そんな吉田組に再び参加できたことに「吉田監督がまた呼んでくださったことがうれしいです」と感慨深げな様子を見せている。
また、本作には主演の大泉をはじめ、佐藤浩市、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、斎藤工、リリー・フランキー、小林聡美といった主演級の豪華俳優陣が集結しているが、撮影現場を振り返った松岡は「毎日、お腹が痛かったです(笑)『それぞれで1本映画が撮れるのに』っていう人たちが集まっている中、同世代は宮沢氷魚君と、池田エライザちゃんくらいで。もう、子羊3匹は大変震えております。もうそれ位、恐ろしいような、『あれ、ヤクザ映画かな?』っていうような、コワモテがたくさんいるんです(笑)」とコメント。
そんなキャスト陣との撮影現場は、主演の大泉のおかげで楽しいものになったようだ。「大泉さんの大好きで特に尊敬しているところは、いい作品を作る上で必要なことだと思うんですが、どうしても現場がピリッとしまうときに、必ず立って場を和ませるような楽しい話をしてくださるんです。まさにスタンダップコメディアンのような方なんですよね」と大泉のサービス精神にあふれた人柄を明かすと、「(次は)ドラマを一緒にやりたいです。3か月一緒にいたい!」と笑みをこぼした。(編集部・吉田唯)