ジャレッド・レトー&ダーレン・アロノフスキー監督、鈴木光司の短編の映画化で再タッグ!
日本の小説家、鈴木光司のホラー短編集「仄暗い水の底から」の一編「漂流船」が、ダーレン・アロノフスキー監督、ジャレッド・レトー主演で映画化されることが決定したと、Deadlineほか複数メディアが報じている。
本作は、映画『インシディアス』シリーズ、『透明人間』などを手掛けたジェイソン・ブラムのプロダクション、ブラムハウス・プロダクションズと、主演のレトーとエマ・ラドブルックのプロダクション、パラドックスのもとで製作する予定の作品。アロノフスキー監督は鈴木光司の原作を、『ラザロ・エフェクト』のルーク・ドーソンと共に脚色することになっている。
原作のストーリーは、遠洋マグロ漁船の乗組員が海で無人の小型クルーザーを発見し、港まで曳航する際にクルーザーに乗り込み調査するが、そこに残されていた航海日誌を読んでいくうちに「漂流船」(小型クルーザー)の謎が明らかになっていくというもの。
この企画は今週、市場に出回ったばかりだが、既に4、5つの配給会社が興味を示しているようだ。ただ、今のところアロノフスキー監督はブレンダン・フレイザーとタッグを組んで新作『ザ・ホエイル(原題) / The Whale』を3月から撮影する予定で、本作の撮影に入るまでにはしばらくかかりそうだ。一方のレトーは、ワーナー・ブラザースの新作『ザ・リトル・シングス(原題) / The Little Things』がアメリカでは現地時間29日から劇場と HBO Max で同時リリースされたばかりだ。
アロノフスキー監督と主演のレトーは、『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)以来のタッグとなる。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)