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地下鉄サリン事件の被害者が監督したドキュメンタリー、3月20日公開決定

5年をかけて完成した『AGANAI 地下鉄サリン事件と私』
5年をかけて完成した『AGANAI 地下鉄サリン事件と私』 - (C)2020 Good People Inc.

 地下鉄サリン事件の被害者が、オウム真理教(現:Aleph)に迫るドキュメンタリー映画『AGANAI 地下鉄サリン事件と私』が、シアター・イメージフォーラムにて、事件からちょうど26年となる3月20日に公開されることが決定した。

 本作は、事件の被害者である、さかはらあつし監督が、今なおオウム真理教を信仰する広報部長と対峙する姿を追うドキュメンタリー。1995年にオウム真理教が引き起こした地下鉄サリン事件。通勤途中で被害にあったさかはら監督は、事件から20年の時を経て、Aleph(オウム真理教の後続団体)の広報部長・荒木浩と対峙する。ともに所縁の地を訪ねる旅に出て、対話を繰り返す二人。さかはら監督は、友人を諭すように荒木に接し、その心の内に迫ろうとする。

 事件の後、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と、神経への後遺症を抱えたさかはら監督は、考え抜いた末、「地下鉄サリン事件とオウム真理教」に向き合うことを決意。真相を伝えるために妥協を許さず、撮影から5年の月日を完成に要した。その甲斐もあって、初長編にして、国際ドキュメンタリー協会(IDA)が主催するIDAドキュメンタリー・アワードのショートリストにも選ばれている。(編集部・入倉功一)

映画『AGANAI 地下鉄サリン事件と私』は3月20日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

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