山田杏奈&山口まゆ、ホラー映画界の巨匠・清水崇とのタッグに感激!
山田杏奈と山口まゆが5日、都内で行われたダブル主演映画『樹海村』初日舞台あいさつに登壇し、ホラー映画界の巨匠・清水崇監督とのタッグを喜んだ。この日は、神尾楓珠、倉悠貴、工藤遥、大谷凜香、塚地武雅、安達祐実、清水監督、すそのん(静岡県裾野市のマスコットキャラクター)も来場した。
実在の心霊スポットをモチーフにした映画『犬鳴村』に続く「恐怖の村」シリーズ第2弾。自殺の名所などさまざまな都市伝説が飛び交う富士の樹海を舞台に、関わった者は死に至り、家系も途絶えてしまうと伝えられる呪いの箱により、次々と恐怖に襲われる姉妹(山口、山田)の姿を描く。
清水監督が手がけた2011年公開の映画『ラビット・ホラー3D』にエキストラとして参加した姉・鳴役の山口は、「10年越しの20歳を迎えた時に主演映画が公開できることは、すごく嬉しいです」と感激しきり。清水監督も「10歳の時にエキストラで清水組に撮影に来ていた彼女が、10年後にダブル主演の一人で来るという偶然は不思議な話」と巡りあわせに感慨をにじませた。
妹・響役の山田は、先行上映を鑑賞した観客の「また面白いものを清水監督が作ってきたぞ」という感想を目にしたそうで、「そんな作品に参加できてうれしかったです」と笑みをこぼした。
ホラー作品といえば撮影時の心霊体験が話題になるが、山田は「(霊が)見える役だったんですけど、困っちゃうほど何もなくて……。撮影中はいるんじゃないかと思って探してました。急に振り返ってみたり、部屋の隅を見たりしたんですが、わたしには縁がなかったです」と肩を落とした。そんな山田に、清水監督は「肉眼で見えるものじゃないから。感性・感覚の問題だから」とツッコミを入れて会場の笑いを誘った。
一方の山口は、塚地から「樹海村を避暑地と呼んでいた」と暴露され、「涼しいんですよね、すごく」とにっこり。さらに、「初日に(ロケ地の)ホテルに泊まった時、トイレにゴキブリが出たんですよ。すっごい怖かったです」と違う意味での恐怖体験を明かして、会場の笑いをさらった。
しかし、本作には実際に心霊映像が混ざっているという……。とくに神尾の出演シーンは要注意らしく、神尾は「輝(役名)をよく見てもらえたら、一緒にお化けも見れます」とアピール。清水監督も先行上映を鑑賞した多くの観客が「あそこでお香の匂いがしたのは演出ですか?」とありもしない演出を感じたことを紹介し「不思議なことはある」としみじみと語っていた。(取材:錦怜那)