ジブリパーク「ハウルの城」「タタラ場」など再現 21年度着工
3日、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園に2022年秋開業を予定している、ジブリパークの2021年度における整備内容が同県より発表された。エリア内に再現される「ハウルの城」や、『もののけ姫』をモチーフとしたエリアなどのイメージも公開されている。
ジブリパークは全部で5つのエリアで構成され、2020年7月に起工式を開催し、本体工事に着手して以来、2022年秋に先行して開業する「青春の丘エリア」「ジブリの大倉庫エリア」「どんどこ森エリア」と、おおむねその1年後の開業を目指す「もののけの里エリア」「魔女の谷エリア」に分けて整備が進められている。
2021年度は「もののけの里エリア」「魔女の谷エリア」の本体工事に着手。「もののけの里」は、『もののけ姫』をもとにした、和風の里山的風景をイメージしたエリアとなり、「タタラ場(体験学習施設)」や「炭焼き小屋」などが整備される。「魔女の谷」では、北ヨーロッパ風の空間をイメージ。『魔女の宅急便』のオキノ邸と庭園、『ハウルの動く城』のハウルの城と荒地、レストラン棟等が整備される。
一方、2022年秋オープン予定のエリアは、昨年7月から本体工事に着手済で、2022年2月までに完了し、引き続き展示・演示工事を実施する予定。「青春の丘」には、『耳をすませば』に登場する地球屋やロータリー広場、『猫の恩返し』に登場する猫の事務所などを設置。また、既存のエレベーター棟を『天空の城ラピュタ』や『ハウル』のような、19世紀末の空想科学的要素を取り入れた内外装に改修する。
「ジブリの大倉庫」には、常設展示室、企画展示室、遊び場、収蔵施設等などが設置される予定。『千と千尋の神隠し』に登場する食堂街をイメージした空間も設置されるという。「どんどこ森」では、既存の「サツキとメイの家」に加えて、『となりのトトロ』で描かれた昭和の田園景観をイメージした散策路等を整備する。(編集部・入倉功一)