「サンディエゴ・コミコン」今年もオンライン開催 大型イベントまだ早い
北米最大級のポップカルチャーの祭典として、毎年夏にアメリカ・サンディエゴで開催されている「コミコン・インターナショナル:サンディエゴ」が、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の影響を鑑みて今年の開催を断念し、昨年に続いてオンラインイベント「コミコン・アット・ホーム(Comic-Con@Home)」を実施すると、公式サイトを通じて発表した。
同イベントは昨年も、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてサンディエゴでの開催を断念。7月22日から5日間にかけて「コミコン・アット・ホーム」を開催した。アメリカではコロナウイルスのワクチン接種が進んでいるものの、運営は、7月になってもコミコンほどの大型イベントを行うにはまだ早すぎると判断。今年も無料のオンラインイベントとすることを決断した。昨年から複数回にわたりイベントが中止された影響で資金難に陥っていることから、会期は7月23日から25日までの3日間に短縮されるという。
コミコンでは、今年の春にアナハイムで開催する予定だったコミックと映画の祭典、ワンダーコンについても中止を決定し、3月26日と27日に無料オンラインイベント「ワンダーコン・アット・ホーム(WonderCon@Home)」を開催することを発表している。
2年連続で大型イベントがキャンセルとなったコミコンだが、再開に向けた動きもあり、サンディエゴにて、11月に小規模な対面式イベントが開催できないか検討しているという。(編集部・入倉功一)