「どうぶつの森」を扱った短編ホラーが長編映画化
Nintendo Switch の人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」を劇中で使用した短編ホラー「DON'T PEEK」が、『ウォンテッド』(2008)などを監督したティムール・ベクマンベトフの脚色によって長編映画化されると、Deadlineが独占で報じた。
ジュリアン・テリーが監督した「DON'T PEEK」は、暗い部屋で女性がプレイする「どうぶつの森」のなかの出来事が現実に起こり、やがて不可思議な存在が迫るさまを描いた7分弱の短編ホラー。新型コロナウイルスによる隔離生活のなか、3名で制作されたといい、昨年10月に監督のYouTubeチャンネルで公開。今月15日、オンライン開催されている「SXSW Online 2021」(サウス・バイ・サウスウェスト)内でワールドプレミア公開された。
ベクマンベトフとテリー監督も、Deadlineの報道を引用する形で、Twitterにて長編化を発表。テリー監督は「この短編の長編版を監督するのが待ちきれません!」と喜びをつづっている。
テリー監督はほかにも数々のホラー短編を発表しており、同サイトによると、「DON'T PEEK」のほかにも、2本の短編がレジェンダリーとアンブリンによって長編化されることが決定しているという。「DON'T PEEK」長編化の詳細は報じられていないが、ベクマンベトフ監督は、全編が主人公の一人称視点で展開するFPSのようなアクション映画『ハードコア』や、ほぼパソコンの画面上で物語が展開するサスペンス『search/サーチ』(2018)をプロデュースするなど、既存の映画とは違う見せ方をするユニークな作品を製作している。(編集部・入倉功一)