カンバーバッチ主演のスパイ映画が4位デビュー
全米ボックスオフィス考
先週末(3月19日~3月21日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ディズニー・アニメーション映画『ラーヤと龍の王国』が興行収入512万9,473ドル(約5億3,859万円)を上げて3週連続で首位を獲得した。収容人数などに厳しい制限はあるものの、約1年にわたって閉鎖されていたロサンゼルスの映画館が営業を再開したとあって、前週比はわずか10.1%ダウンで1位をキープした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル105円計算)
【画像】こうして『ラーヤと龍の王国』は生み出された!ビジュアル集
4位には、ベネディクト・カンバーバッチ主演のスパイスリラー『ザ・クーリエ(原題) / The Courier』が興収188万2,089ドル(1億9,762万円)で初登場。冷戦期のイギリス人スパイ、グレヴィル・ウィン(カンバーバッチ)とロシア人の協力者(メラーブ・ニニッゼ)が、キューバ危機を終わらせるために奮闘する姿を描いた歴史ドラマでもある。「ホロウ・クラウン/嘆きの王冠」のドミニク・クック監督がメガホンを取った。
今週末には『ハードコア』の監督イリヤ・ナイシュラーと『ジョン・ウィック』シリーズの脚本家デレク・コルスタッドがタッグを組んだアクション『ノーバディ(原題) / Nobody』、その翌週には『ゴジラvsコング』と大作が大規模公開される予定で、興行界にも少しずつ活気が戻ることになりそうだ。(編集部・市川遥)
3月19日~3月21日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ラーヤと龍の王国』
2(2)『トムとジェリー』
3(3)『カオス・ウォーキング(原題) / Chaos Walking』
4(初)『ザ・クーリエ(原題) / The Courier』
5(5)『ザ・クルーズ:ア・ニュー・エイジ(原題) / The Croods: A New Age』
6(4)『ブギー(原題) / Boogie』
7(7)『ザ・マークスマン(原題) / The Marksman』
8(10)『ワンダーウーマン 1984』
9(9)『ザ・リトル・シングス(原題) / The Little Things』
10(8)『ファーザー』