アカデミー賞、批判受け“完全対面”での実施を断念か
第93回アカデミー賞
第93回アカデミー賞の全候補者に授賞式会場への出席を求めていた映画芸術科学アカデミーが、批判を受け、早くも方針を変えるようだ。現地時間30日朝に行われる候補者を対象にしたZoomミーティングで、授賞式へのリモートでの出席も認めると伝えるようだと The Hollywood Reporter が報じた。
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映画芸術科学アカデミーは18日に、第93回アカデミー賞授賞式は他の映画賞のようなオンライン形式は取らず、会場に候補者やプレゼンター、ゲストを入れて小規模に行うと発表。200人以上に上る候補者をはじめ参加者全員が新型コロナウイルスの検査を受け、ハリウッドのドルビー・シアターだけでなく、ロサンゼルス・ダウンタウンにあるユニオン駅も授賞式会場とするとしていたが、ヨーロッパなどではここのところ新型コロナが再拡大しており、不要不急の海外渡航が禁じられた国々も。また、候補者と配給会社からは、アメリカへの渡航後にも隔離が必要なため、金銭面での負担が大きすぎるという声も上がっていた。(編集部・市川遥)
第93回アカデミー賞授賞式は、4月26日(月)午前8時30分よりWOWOWプライムにて生中継