「テニスの王子様」声優・森久保祥太郎、赤也の成長と立海の世代交代語る
アニメ「新テニスの王子様 氷帝vs立海 Game of Future」（U-NEXT配信）で切原赤也役を務める声優の森久保祥太郎が、本作で描かれた立海テニス部の世代交代や“明らかな成長”を遂げた赤也の活躍について語った。
本作は原作者・許斐剛がマッチメイクを完全監修したアニメオリジナルストーリー。連載中の漫画「新テニスの王子様」が描くU-17W杯（アンダーセブンティーンワールドカップ）後を舞台に、跡部景吾率いる氷帝学園中等部と幸村精市率いる立海大附属中学校という強豪校同士が対戦する。跡部財閥が新設したテニスコートのエキシビションマッチにふさわしい対戦校として、跡部が立海を指名したことから実現するこの試合。「どんなシチュエーションにせよ、きっちり白黒つけたいと、両校の誰もがワクワクしちゃうカードではないでしょうか？ 跡部さんの粋な計らいに感謝しかないですね」と森久保は語る。
夏の大会を終え、氷帝は日吉が部長を引き継いだ頃、立海もまた世代交代の時期を迎えていた。立海の2年生レギュラーは赤也しか登場してこなかったため、次期部長は赤也と思われていた中、「新テニスの王子様」27巻収録の特別読み切りにて新部長として颯爽と登場しファンを驚かせたのが玉川よしおだ。本作でアニメ初登場となった玉川の印象を尋ねると、「印象は？ っていうより『マジで!? た、玉川なの!!!????』って叫びましたよ。正直、てっきり、ねぇ……？」と驚きを隠せない様子ながら、「玉川に関してはまだわからないというのが本音ですが、彼とのストーリーはこれから描かれるのではないかと期待しています」と続けた。
そうした世代交代は、本作の一つのテーマ。好戦的な面が目立つ赤也も、追いかけてきた3年生の先輩たち、特に幸村に対しては確かな敬意が見て取れる。そんな“幸村部長”の背中について、森久保は「普段の穏やかさから一転、コートの中で魅せる内包された力強さに頼り甲斐を感じます。赤也の視線から見た幸村部長には、絶対のリスペクトしかないのではないでしょうか。恐らく、赤也自身の持つエネルギーとは違うカテゴリーだとは思いますが、故に惹かれるモノがあるのかなと思います」と思いを巡らせる。
そして、U-17W杯の経験を経た赤也の活躍は注目したいところ。「今回の赤也は、明らかな成長を見せられると思います。詳しく書いてしまうともったいないので、この辺にしますが、この先もまだまだ伸び代がある男だと、個人的に感じました」と今作で描かれる赤也の姿について明かし、「果たしてどのような展開になっているかは、見て確認していただきたいです。今回の赤也ともとても気持ちが通い合ったので、僕も出来上がりを見るのが楽しみです」と期待を寄せた。
配信中の「前篇」に続き4月17日から配信される「後篇」の見どころを聞くと、「やはり幸村部長！ そしてもちろん、成長した赤也にも注目していただきたいです」とアピールした。（編集部・小山美咲）