『ゴジラvsコング』モンスター・ヴァースが継続!アダム・ウィンガード監督が交渉中
ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』(2014)からスタートした“モンスター・ヴァース”最新作『ゴジラvsコング』のアダム・ウィンガード監督が、米レジェンダリー・ピクチャーズと、シリーズ最新作のメガホンを取る方向で交渉中だと The Hollywood Reporter ほか各メディアが報じた。
3月下旬から世界各国で公開中の『ゴジラvsコング』は、中国でのヒットの後押しもあり、すでに世界興行収入4億ドル(約440億円)を突破。コロナ禍にありながら、前作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の世界最終興収を上回り、今後は日本をはじめ各国での公開も控えていることから、さらに成績を伸ばすことが期待されている。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
レジェンダリーでは、このヒットを受けてシリーズの継続を決めたようで、ウィンガード監督と新作を制作する方向で交渉に入ったとのこと。ウィンガード監督は『ゴジラvsコング』で描かれた世界観の構築に深く関わっているといい、同社との間で多くのアイデアを練っているという。
さらに同サイトでは、レジェンダリー内において、『サン・オブ・コング(原題) / Son of Kong』(コングの息子)というタイトルが浮上していると報じている。オリジナル版『キング・コング』(1933)の続編にあたる『コングの復讐』(原題:The Son of Kong)を思わせるタイトルだが、新作については脚本家も決まっていないといい、ウィンガード監督自身も『フェイス/オフ』の新作など多くの企画に携わっていることから、交渉がまとまったとしても、動き出すのはまだ先のことになりそうだ。
『ゴジラvsコング』では『GODZILLA ゴジラ』と『キングコング:髑髏島の巨神』がクロスオーバー。かつて日本で制作された『キングコング対ゴジラ』(1962)でも描かれた、夢のマッチメイクが再び実現する。(編集部・入倉功一)