新たな実写版『シンデレラ』劇場公開を断念…アマプラへ
米ソニー・ピクチャーズが、人気歌手カミラ・カベロの映画デビュー作である実写版『シンデレラ(原題)/ Cinderella』の劇場公開を断念した。世界配給権をアマゾン・スタジオに売ったため、年内にも同作はAmazonプライム・ビデオでの配信となるとVarietyなどが報じた。
昔ながらのシンデレラの物語を新たな視点でコミカルにミュージカル化した本作。カミラが演じたのは野心的なシンデレラで、魔法使いの妖精(ビリー・ポーター)の力を借りて、夢を実現するために奮闘することになる。邪悪な継母役は『アナと雪の女王』のイディナ・メンゼルだ。人気コメディアン、ジェームズ・コーデンの発案による物語で、監督・脚本は『ピッチ・パーフェクト』シリーズの脚本家ケイ・キャノン。カミラはオリジナル楽曲も書き下ろすなど、名実ともに映画の中心的な役割を果たしている。
ソニーは同作を今年7月に劇場公開する予定だったが、いまだ新型コロナウイルスの流行によって特にヨーロッパやラテンアメリカでの状況の見通しが立たないとして今回の売却に至ったのだという。ソニーは中国での配給権のみ保持している。(編集部・市川遥)