25キロ増量!『るろうに剣心』阿部進之介、鯨波兵庫役で驚異の肉体改造
公開中の映画『るろうに剣心 最終章 The Final』に、最凶の敵・雪代縁(ゆきしろえにし/新田真剣佑)の一派のひとり、鯨波兵庫(くじらなみひょうご)役で出演している阿部進之介(39)。本作の撮影に臨むにあたり、なんと25キロも増量する驚きの肉体改造を成し遂げ、100キロ弱の肉体となったという。
本作は、和月伸宏の人気漫画を実写映画化したシリーズの最終章2部作の第1弾。志々雄真実との戦い後、穏やかに暮らしていた緋村剣心と、彼に忍びよる敵・雪代縁との死闘を描く。前3作に続いて大友啓史監督がメガホンを取り、主演の佐藤健をはじめシリーズおなじみのキャストが集結している。
阿部が演じたのは、剣心と対立する縁一派のひとり、鯨波兵庫。原作漫画にも登場する人気キャラクターだ。幕末に剣心と戦い、右ひじから下を失うに至った鯨波は、とどめを刺さず死に場所を奪ったことを理由に剣心を恨んでいる。がっしりとした体躯が特徴で、失った右腕の部分に武器をつけて戦う。『The Final』劇中では、剣心を前に執念をあらわにして戦う姿が印象的だった。
その鯨波を演じるにあたり、阿部は25キロもの増量に挑んだ。取材したところ、1日6食の食事と、週3回のウエイトトレーニング(ベンチプレスのMAX重量は約120キロ!)を通じて、筋力と脂肪の両方をつけるアプローチを行ったそう。約2か月半で25キロの増量を実現し、撮影時には100キロ弱あったという。鯨波にふんした阿部は、無造作な短髪やメイクも相まって、一見すると阿部であるとわからないほど。まるで別人のような仕上がりに、SNSでも阿部であることに「気付かなかった」という声が上がった。
まさに執念の役づくりを見せつけた阿部。近年は、ヒット映画『キングダム』で、山界の王・楊端和(長澤まさみ)が率いる山民族のナンバー2、バジオウを鍛え上げられた肉体で表現し話題を呼んだほか、大河ドラマ「軍師官兵衛」(加藤清正役)、「信長協奏曲」シリーズ(佐々成政役)などに出演。映画『デイアンドナイト』では、企画・原案・主演を務めた。(編集部・小山美咲)