天海祐希『老後の資金がありません!』主題歌に氷川きよし!新公開日は10月30日
新型コロナウイルスの影響により公開を延期していた、天海祐希主演のコメディー映画『老後の資金がありません!』の新たな公開日が10月30日に決定した。発表に伴い、本作の主題歌に決定した、氷川きよしの新曲「Happy!」を使用した、新たな予告編も公開された。
本作は、苦労して老後の資金を貯めていた主婦が直面する悩みをつづった、垣谷美雨の同名小説が原作のコメディー。天海演じる節約家の主婦・後藤篤子が、子供の結婚、夫の失業、浪費家の姑との同居など、さまざまなお金にまつわるトラブルに巻き込まれながらも、前向きに立ち向かっていく姿が描かれる。
主題歌を担当する氷川は、友人であり、憧れの女性でもあるという天海について「主婦役をやられるのは珍しかったので新鮮でしたし、展開も面白くて目が離せませんでした!」と称賛。映画主題歌は今回が初挑戦となり「デビューして22年目で、新たなキャリアのスタートになりました」と明かすと「タイトルには、みんながハッピーになってほしい、色々なことに感謝して生きていればハッピーになれるよ、という想いを込めています。大変な世の中なので、自分を奮い立たせてハッピーに。暗い気持ちでも明るい気持ちに持っていけるように。希望がなければ希望を作ればいい。どこかには道がある。壁にぶつかっても道はある。悩みやピンチこそチャンスだったりするので、そんな気持ちで聴いてほしいと思います」と語っている。
一方の天海は、完成した映画ではじめて主題歌を聞いたといい、「もう、心を鷲掴みにされました(笑)この作品の、ちょっと笑えて、悩んで、苦労しても頑張ろうって前向きになれる HAPPY さと、とても合っていて、何て素敵な曲! と感激しました」とこちらも絶賛。鑑賞後、すぐさま氷川に電話で感謝を伝えたという。
本来であれば、昨年9月に公開される予定だった本作。「この1年で大変な事が沢山ありましたよね」と振り返った天海は「まだまだ乗り越えられてはいないけれど、だからこの曲を聴いた時に、泣きたくなる位の前向きな励ましを受けた気がしたんです。本作もやむを得ず公開が延期になりましたが、これから挽回していけたらいいなぁと思っています。この曲の様に『手を握ろうよ。肩を組もうよ。何もなくても Happy』の精神で、生活も仕事も頑張る所存です!」と力強く語っている。
メガホンを取ったのは『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』などの前田哲監督。キャストには松重豊、新川優愛、瀬戸利樹、加藤諒、柴田理恵、石井正則、若村麻由美、友近、クリス松村、高橋メアリージュン、佐々木健介、北斗晶、荻原博子(経済ジャーナリスト)、竜雷太、藤田弓子、哀川翔、毒蝮三太夫、三谷幸喜、草笛光子らが名を連ねる。(編集部・入倉功一)
映画『老後の資金がありません!』は10月30日より全国公開