山時聡真、先輩の菅田将暉と兄弟役 『CUBE』リメイク新キャスト
1998年に日本公開されたカナダ発の密室サスペンスを菅田将暉主演でリメイクする映画『CUBE』(10月22日公開)の新キャストが18日に発表され、菅田演じる主人公の弟役に山時聡真(さんとき・そうま)が決定した。併せて、菅田のクランクアップ時に撮影した2ショットも公開された。
本作は、死のトラップが仕掛けられた無数の立方体で構成された巨大迷宮を舞台に、男女6人の命がけのサバイバルを描きカルト的な人気を博した同名映画を、監督のヴィンチェンゾ・ナタリ公認でリメイクするもの。これまでCUBEに閉じ込められた男女6人のキャストに、エンジニア・後藤裕一役の菅田のほか、団体職員(杏)、フリーター(岡田将生)、中学生(田代輝)、整備士(斎藤工)、会社役員(吉田鋼太郎)が発表されていた。
新キャストの山時は15歳で、菅田と同じ事務所の後輩。5歳の時にスカウトされ、子役としてドラマや映画で活躍。大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(2019)では田畑政治(阿部サダヲ)の幼少期に、NHKドラマ「少年寅次郎」(2019)では車寅次郎の義理の兄に、連続テレビドラマ小説「エール」(2020)ではヒロイン(二階堂ふみ)の音楽教室の生徒・梅根弘哉に、昨年公開された映画『約束のネバーランド』では孤児院で暮らすドンにふんした。
山時演じる後藤博人が劇中、菅田演じる兄とどのように絡むのかは明かされていないが、菅田のクランクアップ時には山時との初共演を「山ちゃん最高だった!」と絶賛。山時は撮影を以下のように振り返っている。「台本を読んだ時、博人から感じられたのは”深い闇”でした。作品に入る前に清水監督と役について話し合えたことで、より博人として入りやすくなりました。今回、菅田さんが演じられた後藤裕一の弟役で、その緊張感を保ちながら撮影に臨みました。何よりも事務所の先輩である菅田さんと同じシーンを経験できた事は僕にとってとても貴重な時間でした。1カット1カット噛み締めながら、そして博人に寄り添いながら、作品に挑むことができたと思います」
なお、同作では毎月18日を「CUBE」=部屋の日と定め、新情報を随時発表。TikTokでも映画公式アカウントが開設された。(編集部・石井百合子)