米アマゾン、MGMを買収か?
米アマゾンが、ハリウッドの映画制作・配給会社MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)の買収に向けての協議に入ったことが明らかになった。
【画像】美しき『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のボンドガール
Varietyによると、アマゾン・スタジオとプライム・ビデオのシニア・バイス・プレジデント、マイク・ホプキンス氏と、MGMの取締役会会長ケヴィン・ウルリッチ氏が交渉の場に立ち、アマゾンは買収価格約90億ドル(約9,900億円)で、MGM取得のために既に数週間の交渉に入っているようだ。(1ドル110円計算)
昨年の12月には、『007』シリーズ、『ロッキー』シリーズなど数々のヒット映画を手掛けてきたMGMホールディングスが事業売却を検討していることが、The Wall Street Journal によって明らかになっていた。
MGMホールディングスは、MGMスタジオ、MGMホーム・エンターテインメント、MGMテレビジョンを保有し、ユナイテッド・アーティスツ、オライオン・ピクチャーズを傘下に持つ。さらにMGMの手掛けた映画には、『オズの魔法使』『風と共に去りぬ』『ベン・ハー』『2001年宇宙の旅』『ネットワーク』『アリー/スター誕生』など4,000作品、MGMテレビジョン作品には、テレビシリーズ「FARGO/ファーゴ」「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」などを含めた1万7,000エピソードのプログラムがあり、ライブラリーも豊富だ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)