妻が残した秘密とは…西島秀俊×村上春樹『ドライブ・マイ・カー』新予告
村上春樹の短編小説を西島秀俊主演で映画化する『ドライブ・マイ・カー』(夏公開)の新たな予告編が21日、公開。西島演じる主人公と、妻の最後の会話が収められている。
本作は、村上の短編小説集「女のいない男たち」所収の同名作を映画化するもの。妻を亡くした喪失感を抱える俳優・演出家の家福(西島)が、演劇祭で広島へ向かうなかで寡黙な専属ドライバーのみさき(三浦透子)と出会い、彼女と過ごすなかであることに気づかされていく。家福の妻・音に映画『ノルウェイの森』の霧島れいか、キーパーソンとなる俳優・高槻耕史にドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」が放送中の岡田将生がふんする。
新たに公開された30秒予告は、「今晩帰ったら少し話せる?」と何かを打ち明けることをほのめかす音と、そんな妻に「なんでそんなことわざわざ聞くの?」と返す家福の“最後”の会話からスタート。妻が急死したのち、2年後に演劇祭の演出を任された家福は専属ドライバーのみさきと広島へ。妻が残した秘密とは何なのか? 想像を掻き立てる映像の断片が連なり、俳優の高槻と接触する場面も見られる。
現在放送中の連続テレビ小説「おかえりモネ」では好感度の高い気象キャスターにふんし、さわやかな笑顔を見せる西島が、ガラリと異なる表情を見せている。
メガホンをとったのは『寝ても覚めても』などで知られ、先ごろ短編集『偶然と想像』が第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した濱口竜介監督。(編集部・石井百合子)