ヨルシカsuisが「少年時代」歌唱 ピクサー新作、日本版エンドソングに決定
人気バンド・ヨルシカのボーカル・suis(スイ)が、映画『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』などのディズニー&ピクサー最新作『あの夏のルカ』の日本版エンドソングを担当することが決定した。井上陽水の名曲をトクマルシューゴがアレンジした「少年時代(あの夏のルカ ver.)」を歌い上げる。
『あの夏のルカ』は、イタリアの港町を舞台に、少年たちが起こすひと夏の奇跡を描くファンタジー。禁じられた人間の世界を訪れた、体が乾くと人間の姿になる、海の世界の住人“シー・モンスター”の少年ルカと親友アルベルトの冒険と成長をつづる。ジブリ作品のファンで、ピクサーで短編『月と少年』を手掛けたエンリコ・カサローザが監督を務めた。
次代を担う若手アーティストとして注目を浴びるヨルシカのsuisは、ディズニー&ピクサー作品への参加に「とても光栄に思うと同時に、子どもの頃のようなわくわくを感じ、『今年の夏休みは去年とは違うことをしよう!』と浮足立つ小学生のような気持ちでした」とコメント。今回歌唱する「少年時代」について「少年時代の歌詞では特に『私の心は夏模様』のフレーズが大好きです。心は時に夏模様になるものではありますが、この一言で一気に夏に手を引っ張られてしまいます。(実際に歌ってみて)アレンジの没入感にも助けられて、少年たちの世界へとトリップできた気がします」と明かしている。
また、親日家だというカサローザ監督の要望もあって、ミュージックプロデューサーとしてトクマルシューゴが参加。その手腕を「私の大好きな日本のアーティストのシューゴトクマルが、美しく、何事にも束縛されないような自由な雰囲気のアレンジを与えてくれました」と絶賛したカサローザ監督は、楽曲について「あの夏の日へのノスタルジアを呼び起こしてくれるので、とても気に入っている曲なんです。suisの声はとても美しく、透明感のある声で感情を伝えてくれています」と語っている。
発表に併せて公開された特別映像では、ルカとアルベルトが人間の世界で巻き起こすひと夏の冒険を、suisの歌声が彩る。本作の視聴者やリスナーに向けて、suisは「夏というものは、多くの人に平等に降り注ぎます。ルカたちの夏、それから皆さまそれぞれの夏を感じていただけたら嬉しいです」と呼び掛けている。(編集部・入倉功一)
映画『あの夏のルカ』は6月18日(金)よりディズニープラスで独占配信開始