音を立てたら、超即死…『クワイエット・プレイス』続編が大ヒット!
全米ボックスオフィス考
先週末(5月28日~5月30日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、人気ホラー映画『クワイエット・プレイス』の続編『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』が、興行収入4,754万7,231ドル(約52億3,020万円)で首位デビューを果たした。コロナ禍におけるオープニング興収では、今年3月の『ゴジラvsコング』が樹立した記録(興収3,162万5,971ドル・約34億7,886万円)を破ってナンバーワンとなる大ヒットだ。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル110円計算)
“音を立てたら、超即死”という極限の世界を生きるエヴリン一家のサバイバルを描く『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』。前作に続いてジョン・クラシンスキー&エミリー・ブラント夫妻がそれぞれ監督と主演を務め、批評家からの評価も高い。5月31日のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)の祝日を含めた4日間の興収は、5,708万8,948ドル(約62億7,978万円)となった。2018年に公開されてサプライズヒットとなった前作のオープニング興収は5,020万3,562ドル(約55億2,239万円)であり、それに遜色ない数字を上げたことでいよいよ本格的に映画興行界に活気が戻ってきたといえる。
2位には、エマ・ストーン主演のディズニー実写版『クルエラ』が興収2,149万6,997ドル(約23億6,467万円)で初登場。劇場公開と同時にディズニープラスでもプレミアアクセス(※要追加料金)で配信開始となったものの、興収も手堅く上げている。『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』と『クルエラ』共に予想を上回る数字を稼ぎ出しており、週末の総興収が1億ドル(約110億円)を超えたのは1年以上ぶりとなった。(編集部・市川遥)
5月28日~5月30日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』
2(初)『クルエラ』
3(4)『ラーヤと龍の王国』
4(1)『スパイラル(原題) / Spiral』
5(2)『ラス・オブ・マン(原題) / Wrath of Man』
6(6)『ゴジラvsコング』
7(5)『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
8(9)『ドリーム・ホース(原題) / Dream Horse』
9(3)『ゾーズ・フー・ウィッシュ・ミー・デッド(原題) / Those Who Wish Me Dead』
10(初)『ボ・ヤ(原題) / Bo Gia』