ロキ役トム・ヒドルストン、『マイティ・ソー』第4弾には出演せず
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でロキを演じるトム・ヒドルストンが、『マイティ・ソー』シリーズ第4弾『ソー:ラブ・アンド ・サンダー(原題) / Thor: Love and Thunder』には出演しないと、Empire誌のインタビューで明かした。(以下、過去のMCU作品のネタバレを一部含みます)
主人公ソー(クリス・ヘムズワース)の義理の弟であるロキは、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)までのシリーズ3作全てに登場したが、その後『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の冒頭でサノスに殺されている。しかし、続く『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)では、アベンジャーズがタイムトラベルしたことで過去のロキが登場。ロキはアベンジャーズが狙っていた四次元キューブを持って逃走し、現実を改変してしまった。
MCUフェーズ4ではマルチバース(いくつもの並行世界)が導入されると見られており、『エンドゲーム』に登場したロキが今後のMCU作品に参戦することも考えられるはず。しかし、トムは「私たちはソーとロキについて出来るだけ多く探求してきた」とコメントし、「『マイティ・ソー』は家族についてのサーガ。正反対のソーとロキの関係ついて、今は閉ざしたままでいるべきなんだ」とシリーズ第4弾にはロキが登場しないと明かしている。
トムは現在、ドラマシリーズ「ロキ」に出演中。同作は『エンドゲーム』で現実を改変してしまったロキが、謎の組織TVAから与えられた任務を遂行していくさまを描く。また、タイカ・ワイティティ監督がメガホンを取る『ラブ・アンド・サンダー』は来年5月6日に全米公開。撮影はすでに終了しており、ナタリー・ ポートマン、テッサ・トンプソン、クリスチャン・ベイル、クリス・プラット、ラッセル・クロウが出演するほか、前作『バトルロイヤル』で偽ロキを演じたマット・デイモンも戻ってくると報じられている。(編集部・倉本拓弥)