『ザ・ファブル』岡田准一が師匠と対決!世界クラスの格闘家が一言も発さず強烈な存在感
岡田准一主演の映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(公開中)で、一言も発することなく強烈な存在感を放っている格闘家の橋本知之。ブラジリアン柔術の選手として名を馳せる彼は、岡田の柔術の師匠としても知られ、本作で敵役として映画初出演。岡田との師弟対決が実現した。
本作は、南勝久の人気コミックを実写映画化した2019年のヒット作『ザ・ファブル』のシリーズ2弾。岡田が演じるのは、「どんな相手も6秒以内で仕留める」と裏社会で恐れられる伝説の殺し屋“ファブル”。彼がボスより「一年間誰も殺すことなく一般人として“フツーに”生きろ」との命令を受け、相棒ヨウコ(木村文乃)と兄妹のフリをして穏やかに暮らすべく奮闘する。2弾では、ファブルが裏の顔を持つNPO団体代表・宇津帆(堤真一)、彼の元で働く車いすの少女ヒナコ(平手友梨奈)ら過去に因縁のある面々と偶然再会したことから、厄介な事態に巻き込まれていく。
橋本が演じるのは、宇津帆の手下。丸刈りに「Money Guy」のロゴが入った白のパーカーを着用。本作の目玉の一つでもあり、江口カン監督が「団地パニック」と名付けた後半のアクションシーンに登場する。巨大な足場が組まれた団地で岡田と追走劇を繰り広げ、とりわけ室内になだれこんだ岡田との肉弾戦は、あまりの動きの速さに目が追い付かないほど。
加えて、橋本演じる手下のたたずまいが不気味。眼光鋭く、一言も発することなく無表情でじっとファブルを見据えるたたずまいは、悪夢にみそうな迫力だ。
橋本は1993年生まれ、徳島県出身。主なタイトルにIBJJF World Jiu-Jitsu Championship黒帯ルースター級3位(2018)。現在はCARPE DIEM道場でインストラクターやYouTubeなどで動画配信をしている。(編集部・石井百合子)