『マイティ・ソー』第4弾は最もクレイジーな映画に!タイカ・ワイティティ監督が証言
先日、マーベル映画『マイティ・ソー』シリーズ第4弾『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題) / Thor: Love and Thunder』の撮影を終えたタイカ・ワイティティ監督が、同作について「人生で一番クレイジーな作品」とEmpire誌に証言している。
ソーとハルクの再会シーン 映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』本編映像
前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)も大好評だったワイティティ監督。『ラブ・アンド・サンダー』は、シリーズの方向性を大きく変えた『バトルロイヤル』と比べても、全く違う作品になるといい「はるかに感情が込められた映画です。もっとたくさんのラブが、サンダーが、そしてソーがね」と語っている。
シリーズ第4弾についてワイティティ監督は「僕はこれまで、かなりクレイジーなことをやってきました。それこそ人生10回分くらいのね。でもこの映画は、今までのなかでも、一番クレイジーな作品です」と証言。さらに「この映画の全ての要素を書き出したとして、それはほとんど意味をなさないでしょう」といい「もうほとんど、作られちゃいけなかったという感じです。もしあなたが、『これとこれ……こんなこともやりたい』と言ったとします。出演者は? この人たちです。なんてタイトルなんだ? 『ラブ・アンド・サンダー』です。……なんて言ったらどうなる? 二度と仕事はできないでしょう。もしや、僕にとってもこれが最後になるかも」とクレイジーな一本になることを示唆している。
『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題)』には、ソー役のクリス・ヘムズワース、ヴァルキリー役のテッサ・トンプソンに加え、ジェーン役のナタリー・ポートマンが出演。ナタリーは本作で女性版ソーを演じる。全米公開予定は2022年5月6日。ソー役のクリスは、6月にInstagramで撮影終了を報告した際に「型破りでめちゃくちゃ面白い、マジでイカれた映画になる」とつづっていた。
マーベル・シネマティック・ユニバースでは現在、ソーの義弟ロキの冒険を描くドラマシリーズ「ロキ」(ディズニープラス配信中)が佳境。ただ、ロキを演じるトム・ヒドルストンは、『ラブ・アンド・サンダー』には出演しないとEmpire誌のインタビューで明かしている。
ワイティティ監督は、2019年に発表した『ジョジョ・ラビット』がアカデミー賞6部門でノミネートされ脚色賞を受賞。『スター・ウォーズ』の新作劇場映画など新作企画が多数待機しているほか、俳優として、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの ジェームズ・ガン監督がメガホンを取ったDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』にも出演している。(編集部・入倉功一)