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大貫妙子の劇中歌が彩る!『サイダーのように言葉が湧き上がる』スペシャルPV

『サイダーのように言葉が湧き上がる』ティザービジュアル
『サイダーのように言葉が湧き上がる』ティザービジュアル - (C) 2020 フライングドッグ/サイダーのように言葉が湧き上がる製作委員会

 アニメーション映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』(7月22日公開)より、大貫妙子が書き下ろした劇中歌「YAMAZAKURA」を収めたスペシャルPVが公開された。

二つの恋が重なる…『サイダーのように言葉が湧き上がる』スペシャルPV【動画】

 本作は、アニメ「クジラの子らは砂上に歌う」などのイシグロキョウヘイが監督を務めたアニメーション。夏の地方都市を舞台に、コミュニケーションが苦手で俳句以外では思ったことをなかなか口に出せない少年のチェリーと、外見のコンプレックスを克服できないマスク少女のスマイルが出会い、言葉と音楽で距離を縮めていく姿が描かれる。メインキャラクターの声を市川染五郎(チェリー役)と杉咲花(スマイル役)が担当する。

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 今回公開されたのは、大貫による劇中歌「YAMAZAKURA」にのせて本編映像を観ることができるスペシャルPV。チェリーとスマイルは、バイト先で出会った老人・フジヤマの願いを叶えようとレコード探しをすることで距離を縮めることになるが、今回の劇中歌はフジヤマ老人のなくしてしまったレコードの思い出の曲という設定で、劇中では「藤山さくら」の曲として登場する。いわゆるキャラクターソングともいうべき重要な曲である。

 さくら目線で書かれた「YAMAZAKURA」は若きフジヤマ老人との恋の記憶を歌詞としながらも、それはチェリーとスマイルの現在進行形の恋模様と重なっていく。PVでもフジヤマとさくら、チェリーとスマイルがオーバーラップし、恋愛の喜びや葛藤、相手を大切に思う気持ちなどのさまざまな感情が綴られていく。

 学生時代から大貫のファンだったというイシグロ監督は「春の手紙」(1993)を聴きながら本作の終盤のシナリオや絵コンテを書いていたという。制作の最終段階、音楽を発注する際に希望を伝えてみたところ、大貫が新曲書き下ろして歌も担当することが決定。大貫には、本編には出てこないキャラクターの裏設定(ラフプロット)などを伝えたそうで、大貫はそれらを拾いあげて曲を完成させた。その際に大貫は「これはあなたのことじゃない?」と言い当て、イシグロ監督を驚かせたという。(編集部・大内啓輔)

大貫妙子の書き下ろし劇中歌『サイダーのように言葉が湧き上がる』スペシャルPV » 動画の詳細
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